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2008年3月11日 (火)

リンパ腫になったウンチくん

意外に思われるでしょうが、超スーパーきれい好きの父に、屋内で動物を飼うことを許されなかった私は、猫ちゃんと暮らす機会のないまま、獣医さんの卵になったものですから、「それでは駄目だろう…」くらいのノリで、大学の先輩宅でうまれた仔猫をいただくことにして、はじめてのにゃんとの1人と1匹暮らしを始めたのは、大学2年生の春でした。そこらじゅうでウンチをするからと、「ウンチくん」なる名前付きでいただくことになった、手のリサイズのサバトラ♂にゃんでした。

ちいさくて、かわいくて、かわいくて、寝る時も、ふんずけてしまわないよう胸の上にのっけて、ウンチくんが眼を細めてウトウトするのをながめながら眠ったものです。そして、やがてデッカクなっても、ヤツは私の胸の上で眠ることを好み、あまりの息苦しさにうなされて目が覚めることもしばしば。金縛りかと思いきや、胸の上にはデカイ猫。…カレにしてみれば、それが日課。仕方ありません…。

出がけの急いでる時に限って、足にジャレつきストッキングをひっかけてくれるウンチくん。何も入っていない紙袋めがけて、何度も何度も、助走をつけて突進してきては飛び込み、新聞を広げて読んでると、ビリビリに引き裂いて遊ぶウンチくん。私が勉強し始めると、ノートの上にダラーンと横たわり、教科書をめくる手に猫パンチ。テレビを見てると、わざわざテレビの上に乗っかって、しっぽを画面にダラ~ン。夜中にこっそり冷蔵庫を開けて、カワハギの干物を失敬しようとチャレンジしたのに、私に見つかってしまった時のガッカリした顔。

初めてのにゃんとの暮らしはそんな格闘の日々でしたが、それがまたかわいくて、愛おしくて、このこがいなくなったら生きていけないかも…とまで思ったものです。

私に猫ちゃんの魅力をたくさん伝えてくれたウンチくんは、のちに、「リンパ腫」という猫ちゃんではメジャーな腫瘍の病気で他界することになりました。そしてまた、ウンチくんは、獣医さんちの猫ちゃんとして、たくさんの大切なことを伝えてくれました。病気がはっきりとするまでの経過、発病してからの闘病生活。終末期の過ごし方。「安楽死」という事について…。カレと向き合って考えたこと、感じたことは、私の貴重な財産となりました。

リンパ腫の猫ちゃんに遭遇すると、苦しくて可哀そうだった事も思い出されますが、同僚の先生方や看護婦さんに咬みつきまくったあかんたれだった事coldsweats01なんかも思い出されて苦笑。それでもお手伝いくださった先生方、看護婦さん方には感謝です。

いつかウンチくんにそっくりのにゃんを見つけたら、絶対に、また「ウンチくん」という名前をつけようと決めてるんですが、いまだ、現われてくれません。きっと、また巡り合える気はするんですが。

男盛りなころの若かりしウンチくんshine

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