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2008年10月

2008年10月30日 (木)

猫だって冷えるんです(?)

急に冷え込むようになってきました。冷えると、腰が…、膝が…、ちょっとつらくなりますよね。

そういえば、私の足腰に冷えを感じる頃、「足腰のトラブルで来院」の診察も多くなっていた気がします。猫の診療室では、それほどでもありませんが。ワンちゃんに比べて、猫ちゃんは整形外科系のトラブルは少ないですし、椎間板ヘルニアのような、神経系のトラブルも少ないです。

小型犬では、膝蓋骨内方脱臼という、膝小僧のはまりが浅く、内側にずり落ちてしまう素質を持つワンちゃんが多く、大型犬では、股関節形成不全という、股関節のはまりが浅い素質を持つワンちゃんが多いです。柴犬は、その両方の素質を持っています。いずれも関節炎などのトラブルを引き起こすこともあり、やっぱり、冷える季節はつらいようです。

椎間板ヘルニアにも、素質を持つ犬種というのがあり、近年、大流行りのミニチュア・ダックスフントはその代表ですが、胴が長いから…というわけではなく、椎間板の素質の問題なのです。やはり、冷えると痛みが出やすいようで、ポケットにカイロをしのばせたお洋服を着せてもらって、レーザー・鍼治療に来られるダックスさんが大勢いらっしゃいました。

猫ちゃんでは、スコティッシュ・フォールドの手足の先中心に起きる関節症(ー骨瘤などとも呼ばれますがー)が特徴的です。シャム、メイン・クーンには、大型犬に多い、股関節形成不全が多いとされています。

スコティッシュ・フォールドの関節症は、とくに成長期に痛みがひどく出るようです。成長期を過ぎた頃から、痛みが落ち着いて、元気に走り回っていたスコティッシュさんが、最近、少し痛そう…ということで来院されました。「やっぱり、冷えると痛むのかなぁ。」と話していたところです。

メイン・クーンさんが、後ろ足を痛がると来院されました。犬並の大きな猫ちゃんでしたが、股関節形成不全と膝蓋骨内方脱臼の両方を持ち合わせている、犬並のトラブルでした。箱に入ろうとして、足を引っかけて痛めたとのことでしたが、痛かったから、足が思うように上がらず、引っかけたのかもしれません。

特に、なにがしかのトラブルというわけではなくても、高齢になると、ワンちゃんも猫ちゃんも、足腰が痛くなったりもします。別件で、レントゲン検査をしたら、たまたま写っていた膝や肘が関節炎でボロボロだったなんてことが発見されることもあります。やはり、冷えると痛みが出やすいようで、高齢のワンちゃんが起き上がれなくなるのも、寒い季節に多いように思います。

猫ちゃんに寝たきりが少ないのは、体重が軽いのと、筋力が強いからなんでしょう。どんなに、状態が悪くて、ほとんど横たわっていても、トイレにはヨロヨロしながらでも歩いて行き、申し訳程度に砂をなでて、トイレに入ったつもりでトイレ前にしゃがんでジャー…。「寝たままおもらししてもいいのに…。」と、せつなくなりますが、きっと、それが、猫のプライドなんでしょう。

来月99歳になる、私のスーパーおばあちゃんは、さすがに、2年ほど前から寝たきりになってしまいました。ひいおばあちゃんも98歳の長生きでしたので、血筋からいくと、私は100歳越えもありうるかもしれません。老後、寝たきりにならないよう(?)、猫ちゃんを見習って、身軽さと筋力をキープせねば、とは思っているのですが。この季節、食べ物は美味しいし。寒くなってくると、出不精になってくるし…。明日からは、カロリーひかえめで。明日からは、トレーニングするぞ。と、日々、自問しております。

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2008年10月22日 (水)

リンパ腫の猫ちゃん達

リンパ腫は、猫ちゃんでは、最も多い腫瘍です。私も、今までに多くのリンパ腫の猫ちゃんを診てきましたし、我が家の初代にゃんこもリンパ腫で亡くしています。

抗癌剤がよく効く腫瘍なので、うまく反応すると、完全に腫瘍が無くなってしまうほどの効果があります。そのまま、再燃せず、つまり「治ってしまった?」猫ちゃんも、ごく稀にいるのですが、やはり、悪性腫瘍ですので、たいていはそこまで期待通りにはいかず、体調良く過ごせる期間をできるだけ長くコントロールしていくのが、治療の目標になります。

猫ちゃんのリンパ腫は、猫白血病ウイルスや猫エイズウイルス感染症の影響で発症することもあり、その場合は、あまり、長くコントロールできないことが多いです。ただ、猫白血病のワクチンが開発されてから、かなり減りましたので、ワクチンは大切だと痛感します。

では、どのくらいの期間コントロールできるのか。ですが、ウイルス感染がないもので、平均6か月間くらいのようです。平均ですから、もっと、長く元気で暮らせる場合もあり、そうでない場合もあるわけですが。ウイルス感染がある場合は、もっと短くなります。2か月くらいのことが多いように思います。

たった数か月のために、抗癌治療をする価値があるのか。難しいですよね。「長く元気でいてくれる」ことを期待せずにはいられませんが、症状を和らげてあげるということの期待もあるので、抗癌治療ができる体調であれば、チャレンジするのが望ましいのではないかと思っています。

抗癌剤の使い方については、どんどん研究が進んできています。世界中のお偉い先生方が、次々と新しいデータを発表されていますし、日本国内でも、腫瘍科を設ける大学病院が増えましたので、身近な新しい情報を得やすくなりました。

そんな情報の中から、それぞれの猫ちゃんに合った方法を考えていくわけです。体調も違えば、腫瘍のタイプも異なりますので、同じ方法を試みても反応は様々です。ヒトと違って動物の場合、性格というのも、治療法を選ぶ要素だったりします。内服ができないなら、注射だけの方法を、病院に来るストレスが駄目なら、来院頻度が少なくて済む方法を、最悪に困ることですが、超怖がりで、ほとんど触らせてくれないなら、血管注射でなく、お尻にチクッと注射できる薬を選ぶとか。あと、猫ちゃん達は、自分で病院に来てくれませんので、オーナーさんの都合という問題もあり、そして、ある程度の費用がかかりますので、これも大きな問題です。

そんなこんなを、相談しながら、また、治療の反応をみながら、腫瘍が小さくなった!大きくなった…、調子いい!、調子悪い…等々。一喜一憂しながらの抗癌治療は、猫ちゃん達それぞれに、それぞれの思いがあります。

リンパ腫の猫ちゃんを診ると、今までに出会ったリンパ腫の猫ちゃん達のことを、思い返してしまいます。それぞれのオーナーさん方のことも。お元気でお暮らしだろうか。また、気の合ったにゃんことの出会いがあって、楽しくお過ごしなら嬉しいのですが…。

先日、亡くなったリンパ腫の猫ちゃん。約5か月間、本当に我慢強く頑張ってたことを、きっと、マシュマロ食べる度に思い出しそうです。

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2008年10月17日 (金)

猫ちゃんと添い寝

朝夕、ぐっと冷え込んでまいりました。猫ちゃんが、寝床にもぐり込んでくる季節の到来です。皆様のお宅では、もう、猫ちゃんと添い寝が始まっていますでしょうか。我が家では、まだ、一晩中ではありませんが、朝方になると、どうも、わらわらと寄ってくるようです。

今朝も、一番小さなブチャにゃんちゃんが、胸の上にのっかってくる気配を感じながらも、ぬくぬくしていい感じ…とそのままウトウトしてたら、猫ちゃんも気分良くなってモミモミ…。爪切りをさぼってたので、爪が食い込んでいたたた…、で、起こされてしまいました。

もう少し寒くなると、ちょっと、うっとおしい戦いが始まります。

こちらが、ウトウトっと眠りに入りかけた頃、枕元をカリカリして「布団にいれてほしい。」とアピールするゆきおくん。腕枕してあげると、頭をちょこんとのっけて、寄り添い眠る様はかわいいばかりですが、何故か、心地よくなると、パクッっと咬みたくなるみたいなので、ちょっと、警戒しておかなければなりません。

ブチャにゃんちゃんは、勝手に布団に入ってきて、胸の上にのってきたりもしますが、軽いので、それ程苦痛ではありません。ただ、気分良くなると、モミモミにはじまり、ベロベロと舐めまくりはじめるので、痛いのが苦痛です。

一番でかい虫太郎。こやつが、くせ者で、布団の中には入りません。眠りの中で、肩口が寒く感じ、布団を引き上げようとしたら、重くて動かず…。「なんだ~?」と思ったら、足元の布団の上で、デンっとまるまって眠る虫太郎くん。寒いんだったら、布団の中に入ったほうが…と、中に入れてあげると、逃げ出て行ってしまいます。そして、こちらが再び眠りについた頃、戻ってきて足元の布団の上にデン。そうやって悪夢が繰り返されます。その日の気分によっては、布団の中で、抱かれてご機嫌な日もあるんですが、それはそれで、ゴロゴロ音が騒音に近いうるささで、ちょっと苦痛です。

みんなして、好き勝手なんで困りますが、猫なんで仕方無いですねェ。

日中もそれぞれ、お好みの寝床を決めてる様です。マイペースな虫太郎は、やっぱりベッドの布団の上。好奇心旺盛なブチャにゃんちゃんは、窓の外が見えるテレビの上。薄型テレビに変わった時、一度、飛び乗りをしくじり、ズリっと落ちかけましたが、それからは、器用に薄型テレビにまたがってます。若いにゃん達に、あまり、かまわれたくないゆきおくんは、押入れ上段の布団の奥。だったんですが、このところ、使われなくなって、空っぽになってるステレオラックの中に入り込んでいるようです。だいぶ、足腰が弱ってきて、押入れに飛び乗れなくなったんでしょう。

季節の変わり目は、身体のバランスがとりづらく、体調を崩しやすいとはいいますが、私の来月で99歳になるスーパーおばあちゃんも、うちの長老猫ゆきおくんも、ちょっと、こたえてる感じです。この冬は、ゆきおくんの為に、留守中の寒さ対策を考えなければならなそうです。

皆様も、皆様のにゃん達も、どうぞ、体調を崩されませんよう…。

clipお知らせ

10月25日(土)は、学会出席のため休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、あらかじめご了承のほど、お願い申し上げます。

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2008年10月 9日 (木)

まだまだフィラリア症にご注意

朝夕、肌寒くなってきたこの時期に、なぜにフィラリア症?と思われるかもしれません。

春先、急に暖かくなり、蚊が飛び始める頃などは、「大変!フィラリア予防始めなきゃ!」と、大慌てで来院される方もいらっしゃるのですが、ちょっと涼しくなり、蚊もあまり見かけなくなるこの時期になると、どうも、心配レベルが下がってしまい、忘れがちになるようです。

そこで、ご理解いただきたいのは、フィラリアがどうやって感染し、どうやって予防するのかなんです。

フィラリア成虫は30cmほどもある素麺のような虫で、犬の心臓に入り込む寄生虫ですが、フィラリアに感染している犬の血液中には、その子虫がウジャウジャと泳いでいます。もちろん肉眼では見えませんが、顕微鏡でなら細長い虫がピチピチ動くのが見えます。

この子虫は、血液と共に蚊に吸われた後、蚊の体内でしばらく過ごして、蚊が吸血するときに注入する分泌液と共に、動物の体内に入り込みます。それから、しばらくは皮膚や筋肉の中を成長しながら移動し、成虫になると心臓に入り込みます。

これをどうやって予防するかというと、動物に入り込んだばかりの、皮膚や筋肉の中を移動している小さな子虫を殺す薬を投与して、成虫にならないうちに退治するのです。動物の身体に入り込んでから、約1ヶ月目までの子虫を退治する薬なので、1ヶ月毎の投薬が必要なのです。

「予防薬」なだけに、前もって身体に入り込まないようにするものだと誤解されて、11月、12月になると、予防をやめてしまわれるケースがあるのですが、これは危険です。11月の投薬で退治するのは、その前月、10月に蚊にさされた時に入り込んだ分の子虫なわけで、10月なんてまだまだ蚊はたくさんいたはず。11月でも、ポカポカ暖かーい日が続くことありますよね。その時、蚊にさされていて、フィラリア子虫が入り込んでしまっていたら、それを退治するのは12月の投薬分ということになります。なので、寒ーい12月まで、投薬しなければならないのです。

もちろん、12月でも蚊がいる地域では、1月も投薬が必要ですし、沖縄のような温暖な地域では1年中投薬が必要なことになります。逆に、春先、「蚊がでてきた!大変!」と大慌てする必要は全くないのです。蚊が出始めてから1ヶ月以内に予防を始めれば、ちゃんと予防できるわけです。

毎年、秋冬になると、「もう、蚊はいないので、フィラリア予防はいらないです。」とおっしゃるオーナーさんに、こうやって「まだ予防しなきゃいけない理由」を力説することになります。

いろんな病気や感染症がある中、予防できるものって、ほんの限られた疾患です。もちろん、感染する機会が多いからこそ予防薬だったり、予防注射が開発されたわけですから、予防できる疾患は、きっちり予防してあげてほしいなぁ…と思うばかりに、説明にも力が入ってしまいます。

もちろん、猫ちゃんのフィラリア予防期間も、ワンちゃんと同じですので、このあたりの地域でしたら、5月から12月を目安にお考えいただければ良いかと思います。

clipお知らせ

10月25日(土)は、学会出席のため休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、あらかじめご了承のほど、お願い申し上げます。

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2008年10月 3日 (金)

天国のベンちゃんへ

ラブラドール・レトリバーのベンちゃん。

以前、勤めていた動物病院のトリマーさんの愛犬です。「何だ?ベンちゃんって。小さい頃、食糞癖でもあったから便(ベン)ちゃん?」「違いますよ~!私は、もっとかっこいい名前をいろいろ考えてたんです!なのに、ちょっと出掛けて帰ってきたら、家族皆でベンって呼んでて…しかも、もう、ベンって呼ばれると、しっぽ振って走ってくるし。名前覚えちゃったんで、仕方ないからベンなんです。」

そんなベンちゃんの名の由来話をお聞きしながら、ベンちゃんと初対面したのは、もう、何年前になるのか、おそらく7~8年前だったでしょうか。その頃、すでに、5~6歳だったはず。大型犬で、10歳を超えるのは、かなりの長生きです。ここ数年は、若い頃のパワフルさも無くなり、すっかりヨボヨボじいさん犬でしたので、半分冗談ですが、「ベンちゃん、まだ生きてるの~?」なんて軽口たたいたりしたものでした。

先日、久しぶりに、「猫の診療室へ遊びに行きます~。」とベンちゃんの名前でメールをいただいたものですから、「エ~。ベンちゃんまだ生きてるの~?」と思わず本気で思ってしまいましたが、どうやら、この夏、天国へ駆けていったそうで、そのお知らせにいらしてくださったんですねェ。

レトリバー系のワンちゃんは、たいてい「ガサ」に決まってますが、ベンちゃんも、例にもれずの「ガサガサ」犬。それでも、私が出会った頃には、すでに、普通なら落ち着きのある「いいお歳」なはずなんですが、並異常のデカさに筋肉隆々。そして、常にワサワサと落ち着かないキャラ。

ある朝、いつも通りの元気なベンちゃん登場。「昨晩、散歩中に草むらに落ちてたボールを食べてしまいました。食餌させずに来たんで、手術してください。」「吐き気は?」「全くなし。」「元気は?…元気やね…。」

ヒトのお子さんでもそうですが、まだ、ヤンチャ盛りの幼いワンちゃんや猫ちゃんは、何でも、口に入れてしまうので、かなり注意が必要です。口に入るサイズのおもちゃや、咬みきれる素材のおもちゃは、危険です。猫ちゃんは、ひも状のものも要注意。ペロペロしてるうちに、舌にひっかかってしまうと、そのままドンドン飲み込んでしまいます。大型のワンちゃんでは、テニスボールくらいのサイズは、簡単に飲み込んでしまいます。大好きなボールを、必死にくわえようとして、勢いあまって飲み込んでしまったり、くわえてるボールをオーナーさんに、とりあげられそうになって、「渡すもんか!ゴクン…。」としてしまったり。

そして、このベンちゃんも、ボール超大好き犬。お散歩中に、目ざとくボールを発見したベンちゃん。ボールをパクッheart01「あっ!やばい。ダメー!!」と叫んだ瞬間。「とられるものか!」とゴクッcoldsweats02

「若いワンちゃんならまだしも、いい年のおっさん犬が、何で、ボール飲み込むかな~。」と、スタッフ皆にブーイングされても、お構いなしで、そこらじゅうに頭をつっこみ、何かいいものないかと物色中のベンちゃん。「おバカ!」と叱られて、しっぽフリフリ~。

以前、知り合いの獣医さんから、お聞きしたお話ですが。大きなスーパーボールを飲み込んでしまったゴールデン・レトリバーさん。手術してボールを取り出し、無事、退院の時。先生が、オーナーさんに容態の説明などしながら、「胃から取り出したものです。」とオーナーさんにスーパーボールを差し出した瞬間!ちょうど、入院室から出てきたそのワンちゃん。なんと、突然、スーパーボールめがけてダッシュ!ジャンプッ!パクッ!「……。」「……。」そして、そのまま、再び入院室へ。もう一度、手術して取り出したそうです。

ベンちゃんの胃には、もっとヤンチャだった頃に、ボールを取り出した傷跡がありました。2度あることは…になってしまうといけないので、取り出したボールは、ベンちゃんが麻酔から目覚める前に大急ぎで処分。さすがのベンちゃんだけあって、手術後もさほどへこたれず、手術の傷をかじらないように付けてるエリザベスカラーを、少しずつかじりながらも無事完治。

そんな、パワフル!だったベンちゃんも、さすがに今年は極暑を乗り切れなかったんでしょう。大往生なんですが、長く共に暮らした分、寂しさも倍増に違いありません。まだまだ、傷心の彼女に、「猫ちゃんはどーお?ちょうど、今、里親探ししてる仔猫ちゃんがいるよ。」と、すすめてみましたが、「猫アレルギーで、蕁麻疹でるんです。」と、断られ、「だいたい、なんで、猫だけの病院なんですか。」と何故か叱られてしまいました。catface

猫猫仲間にお誘いしようかと思ったんですが、猫アレルギーじゃあ、仕方ないですねェ。きっと、天国で走りまくってるベンちゃん、遊び飽きたら、また、生まれ変わって戻ってきてあげてね。また、ボール飲み込んだら、出してあげるよ。baseball

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