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2009年3月 3日 (火)

ストレスだらけのペット達

ストレスだらけの私達、現代人の暮らしに、癒やしをもたらしてくれる、ワンちゃん、猫ちゃん達ですが、そんな彼らにとっての、ストレスのお話。

先日、皮膚病の勉強会で、講演いただいたお話です。ペットがかかえるストレスによる皮膚病。

ずーっと、前足を舐め続けるワンちゃんがいます。指を広げて、その間までも、裏までも、舐めつくして、それでも、気が済まないのか、皮膚が赤くタダレ、パッドがふやけるほどに舐め続けるワンちゃんもいます。

先生の持論では、これはストレスによる行動。では、どんな暮らしが、ストレスなのか、ですが、「自分で思い通りにならない環境」が、ペットにとってのストレスなんだとか。考えてみると、そりゃあそうですよね。居場所も、生活パターンも食餌も、私達、ヒトが決めた通りにしか、なりようがないんですから。

一日中お留守番で、ほとんど一人ぼっちの暮らし。どうせ、寝てるんだし…と思ってしまいますが、ホントは、寂しくて、退屈で、不満満載なのかもしれません。

逆に、一日中、お母さんとふたりきりの暮らし。四六時中、ワンちゃんに話しかけるお母さん。その先生曰く、ワンちゃんは、言葉をすべて理解できる訳ではないので、私達が理解不能なロシア語かなんかで、一日中話しかけられるのと同じこと。確かに、それが、毎日だとしたら、精神的にまいってしまいますよね。愛情たっぷり注いでると信じているお母さんですが、ワンちゃんのほうでは、「すこしはだまってろ!」とムカついてるかもしれません。

「皮膚病で来院されるワンちゃんのお母さんは、よくしゃべる。」長年、皮膚病を診てきた先生の分析結果だそうです。

猫ちゃんに多いのは、下腹部から内股あたりを舐めて、ツルンとなるほどに、毛をそぎ取ってしまうもの。さらに、擦り傷をつくってしまうまで舐めたおす猫ちゃんもいます。

猫ちゃんにとってのストレスは、同居の猫間の問題が多いんだという、先生の分析。確かに、新しい猫ちゃんが増えてから、毛をむしったり、舐めつづけるようになったという猫ちゃんはいますので、そんなケースは多いのかもしれません。

ですが、何年来か、お腹を舐め続けている猫ちゃんに、きっかけらしき思い当たりをお聞きしても、良く分からないことがほとんどです。「同居の動物はいないし、引っ越しもしてないし…しいて言えば、お父さんのことが嫌いかも…。」なんて、無理やりお父さんのせいにするのは気の毒ですし。

なかには、食餌を変えたら、すっかりきれいに生えそろう猫ちゃんもいて、「食餌アレルギーだったのね。」ということもありますので、全て、ストレスのせいと片付けてしまってはいけないのでしょうが、一日中、お留守番だったワンちゃんを、たっぷりお散歩させてあげるようにしたら、それだけで、舐めるのが治まってしまうこともあるようですので、やはり、皮膚病とストレスは大きくかかわりあってるんでしょう。

皮膚病の診療をしていると、さしづめペットの心理カウンセラーのようだとおっしゃられていました。実際、ストレスによる舐めこわしとおぼしきケースでは、精神安定剤を使うと治まってしまうことがあるようです。

寒いお庭で番犬してるより、ぬくぬくと、お家の中で、スキンシップたっぷりに暮らせるほうが、きっと、幸せに違いないとばかり、私的には思っていましたが…。案外、番犬暮らしが性に合ってていいと思ってるワンちゃん的には、ストレスだらけですねえ。

「ホントは何がストレスなのか…。」ペット・サイドに立って考えてみると、どうなんでしょうねえ。ホントにホントの気持ちは解りようがないかもしれません。

なかなか、ペットとて、私達に付き合わされて、大変だったのね…。と、心配りのいたらなさを反省させられた勉強会でした。

うちのにゃん達は、どう思ってるんだろう。イヤ、うちのコ達は幸せに違いない!と、思ってますが、案外、不満満載かも。おしゃべりできたら、文句タラタラかもしれません。「早く、トイレ掃除してよ。」「また、このごはん?」「今日のブラッシング、手抜きしてない?」あー、そんなの、ヤダヤダ。解り過ぎるのはつらいかも。

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