復活した、ゆきお君
ゆきお君は、我が家の長老猫。18歳です。我が家の猫ですが、正式な所有権は主人にあります。主人の、独身時代からの相棒です。
ゆきお君が、何度も嘔吐し、ゲッソリ、フラフラになってしまいました。
私の愛猫ウンチ君が、リンパ腫という腫瘍の病気になったとき、あれこれと手を尽くして治療する私に、「いろいろされて、かえって可哀そう。ゆきおは病気になっても、治療しない。自然の寿命に任せる。」と、随分に私を批判した主人でしたが。
なのに、「ねえ、ゆきお君の様子がおかしい。フラフラしてる。普通じゃない。もうダメなんじゃないの。どうする?」と、大騒ぎ。
ここ数年、痩せてきましたし、腎臓や肝臓が弱ってきていました。年齢を重ねるうちに、少しずつ悪化していたのが、体調を崩したとたんに、急激な悪化をきたしてしまうことは、よくあることです。
確かに、(このままじゃ、危ないかも。)と感じるほどにフラフラです。(でも、このヒト、ゆきお君は治療しないって言ってなかったっけ。)かつて批判を受けたことを、執念深く思って、「あれ!?治療しないんじゃなかったの?」とチクリ。
ゆきお君を抱きしめて、「…点滴する…。」「最期かもしれないし。」(なんだそりゃ)と、一応言い訳付きで、治療OK。
と、飼い主様の治療OKがでた、ゆきお君。ケージ内で血管点滴を受けていても、グッタリして動くこともありません。なんとか、3日間の点滴治療で嘔吐が止まり、ケージから解放されたゆきお君ですが、よほど、具合が悪いとみえて、私達がいる部屋を出て、隣の部屋の隅の方で、寒い中、うずくまっています。
いつも、「ゆきおー!」と呼ばれると、「にゃー!」とお返事してとんでくるゆきお君。私達の周りをあっちへこっちへと、すり寄ってアピールしたり、パクッと腕を甘咬みして甘えたり。ちょっとばかし、しつこいくらいなので、思わず「うるさい、あっち行け。」なんて言ってしまってました。
なのに、暖かいところへと抱いて連れてきても、すぐに、ヨロヨロとした足取りで出て行ってしまうゆきお君を見ていると、いたたまれなくなります。もう、高齢だし、回復もここまでかなあ…と、内心、覚悟もしていましたが、治療を続けるうちに、徐々に食欲を取り戻し、時々、自分から出てくるようになり。
そして、嬉しいことに、今ではすっかり、また、甘えん坊のゆきお君に戻りました。しかも、ゆきお君にだけ特別おいしいものをあげたりしていたので、それが当然かのようにわがまま顔です。ときに、「うるさい…」と思いかけては、よくぞ復活したことに感心。また、もうしばらく、可愛いお返事を聞かせてもらえるんだから、ときに、うるさいのは、我慢、我慢。
18歳ともなると、こんな風に復活できるケースばかりではありません。重い障害や病気があるとなると難しいでしょうし、始まりは、ちょっとした体調不良でも、ドンドンこじれてしまうと取り返しがつかないほどのことになってしまいます。それでなくても、自己申告のない猫ちゃんのことですから、ヒト側で、「あれ!?調子悪いのかも。」と感じた時点で、病状はすでに進行してしまっているハズです。「ちょっと、様子をみて…。」は、禁物です。
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