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2009年8月15日 (土)

特別講演・市民公開講座へのご案内

8月23日(日)に、第84回麻布獣医学会という、獣医さんの学会が開催されます。午前中は、専門的な学会ですが、午後は、一般の方々にも、ご参加いただける、特別講演と市民公開講座が予定されています。

特別講演では、麻布大学獣医学部伴侶動物学研究室の菊水健史先生が、「動物から学ぶ親子の大切さ」というテーマで、講演されます。以前、「キレやすい子供」という言葉を、マスコミでもよく取り上げていたように記憶していますが、まさに、そんな、社会生活にうまくなじめない子供になってしまう理由についてのお話です。特に、幼少期の母子関係のありかたが、大きな影響を与えているそうですが、その科学的データや根拠に基づいたメカニズムを、やさしく、解り易くお話くださいます。

生き物は、「ストレス」に遭遇すると、ホルモンや神経が自然に働いて、それを回避しようとするものなのですが、その反応がいささか過剰だったり、コントロールがうまくできないと、社会生活になじめくなったり、うつ病や高血圧、心筋梗塞といった病気が起こりやすくなることが解っているそうですが、そういった、ホルモンや神経の発達と、幼少期の母子関係のありかたについて研究されていらっしゃいます。

マウスやラットを1週間早く離乳させると、身体の成長には問題ないのですが、不安行動や攻撃性が増したり、子育てを拒否するなど、「キレやすいネズミさん」に育ってしまうそうです。脳を調べると、いくつもの変化が起きていて、それは、生涯、問題を起こし続けるものです。幼少期の社会環境が神経系の発達におよぼす影響は、予想以上に大きいことが解明されました。私達も、育児の中で考えさせられる、重大な問題です。

そして、この研究をもとに、盲導犬育成に役立てるための、犬の気質評価システムなるものの開発を始められたそうです。気質のいい盲導犬育成に役立てば、素晴らしい社会貢献です。

難しそうに思われるかもしれませんが、そんな方こそ、今までにない発想に触れて、「目からウロコ」間違いなしです。

市民公開講座では、海遊館の地本和史先生が「飼育係からみた水族館のしごと」というテーマでお話くださいます。日頃、私達が、水槽の中を覗き込んで、楽しませていただいている水族館ですが、その、水槽の向こう側で、起こっている様々なことのお話です。水族館は、単なる展示施設というだけでなく、調査研究機関としてや、種の保存などの自然保護施設としての役割も担っています。そんな水族館で、野生の生き物を飼育するということの「命の重さ」への責任を大きく感じられながら、社会に役立ち、人々に喜ばれ、飼育している生物たちが幸せに暮らせる展示施設となるために奮闘されている方々の、「水族館のしごと」のお話です。

なかなか、お聞きできる機会のないお話なので、実は、私自身も、かなり楽しみにしています。

特別講演・市民公開講座ともに、入場無料となっておりますので、ぜひ、お気軽に、ご来場ください。

8月23日(日)

KKRホテル大阪

  06-6941-1122

  大阪市中央区馬場町2-24

  最寄駅 : JR/地下鉄 森ノ宮駅 

         地下鉄 谷町四丁目駅

13:40~15:10 特別講演 

  「動物から学ぶ親子の大切さ」 菊水健史 先生

15:20~16:50 市民公開講座 

  「飼育係からみた水族館のしごと」地本和史先生

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