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2010年7月21日 (水)

猫社会

イヌ科の動物は、群れをなして、トップのボス中心の縦社会を持つということが、広く知られています。家庭の中でも、「お父さんがボス、お母さんがその次に偉いヒト。子供たちは、お友達」。といったふうに順位付けをして、誰に従うべきかを考えているようです。

では、猫って?「ワタシはワタシ。好きにさせといて。」みたいな、勝手気ままな暮らしぶりのようですが、決して、常に単独行動を好むわけではないようです。食べ物が豊富な状況であれば、なのですが、社会を形成して、コミュニケーションをとります。寄り添って過ごす仲良しグループを作ります。仲良しでなくても、上下関係が安定してくると、喧嘩せずに、折り合いをつけて暮らすようにもなります。

では、猫のコミュニケーションとは?猫好きの方なら、当たり前に知っていることなのですが、改めて、その意味を知ると面白いものです。

「お互いをなめあう」のは、仲良しの証拠。なのは、ご存じだと思いますが、首から上の顔や頭しかなめあわないことはご存知でしょうか。それが、猫規則のようです。おのずと、自分では届かないからだの部分をなめてもらえるしくみになってるのです。

うちの猫は、「なでてやると嫌がる」と思ってらっしゃる方。猫規則に反してませんか?首より下の身体をなでるのは、猫社会ではタブーなのです。首より上だけをなでてあげるようにしてみてください。

猫的「おかえりなさい♡」のご挨拶。尾をまっすぐに上げて近づいてくるのは、猫的歓迎モードです。そして、体をすり合わせる仕草は、狩りから戻った仲間ととるご挨拶なんだそうです。私達が、帰宅した時に、体をすり寄せてくることって、よくありますよね。つまりは、「狩りから帰って来た仲間」として歓迎されてたんですね。

上下関係のある間柄でとるご挨拶もあります。上側の猫(優位)は、少し耳を横向きに緊張させ、後ろ足で踏ん張るかんじに腰を低く、尾も低くします。「何か、文句ある?」ってとこでしょうか。対する下側の猫(劣位)は、耳を後ろへペターンとねかせて、ヘタッとしゃがみこみ、尾はたらんと横たわって、「勘弁してください」と言わんばかりのポーズをとります。それで、勘弁してもらえれば、喧嘩を売られず許してもらえるわけですね。

そして、猫の子育てはとても社会的です。同時期に出産した雌同志は、協力して子育てをします。片方の母猫が食餌を採りに出かけている間、もう一方の母猫が、代わって哺乳し、世話をします。戻ってきたら、交替でもう一方の母猫が出かけるのです。寝床を移動するとき、母猫は仔猫をくわえて順番に運びますが、この時、自分の仔と、もう一方の母猫の仔で、運ぶ順番に区別はしないそうです。まさしく、街ぐるみの子育てなんです。

勝手気ままの代表のように言われがちな猫ですが、意外と社会的な動物なのです。現代の人間のほうが、よっぽど、非社会的、勝手気ままかもしれませんね。

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