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2011年1月

2011年1月18日 (火)

子だくさんミケコ母さんの「黒トラ」「茶トラ」仔猫ちゃん里親探し

いよいよ、寒さが厳しくなろうかという頃、お外でお産したミケコ母さん。ミケコという名のとおり、三毛猫さんです。なんと、5匹の子だくさんです。産まれてきたのは、トラ猫ばかり。黒トラ3匹、茶トラ2匹。

たくさんの仔を抱えての寒空暮らしは、さすがに可哀そうです。時折、ご馳走をもらっていたお宅のお二階にかくまってもらえることになりました。一階には、先住の猫ちゃんがおりますので、うつる病気が無いかはっきりするまで隔離しなければならないのと、お互い、少しずつ慣らしてあげなければなりませんので、まずは、お二階で別居暮らしです。

では、どのくらい隔離しておくべきか…ですが、猫白血病、猫エイズの感染症を基準に考え、一ヶ月間とお答えしています。この両感染症は、ヒトのエイズでもそうですが、感染してから一ヶ月間は血液を調べても(+)に出ません。なので、一回の検査で確実な判断をしようとすれば、一ヶ月間は隔離の上、検査するのが望ましいということになるからです。

それ以外にも、メジャーな感染症としては、猫伝染性鼻気管炎という俗に「猫風邪」とよばれる感染症や、命にかかわることもあるほどの重症腸炎を起こすパルボウイルス感染症ですが、これらの潜伏期間は一週間前後ですので、そのような症状が出ないかの観察も必要です。

そして、たいてい、お外暮らしをしていると、ノミ、ダニ、シラミなどの寄生虫付きだったり、回虫などの腸に住む寄生虫が同居していたりもします。ノミなどは、ゴキブリと同じで、「一匹見たら…」と言うように、そうそう走りまわっているのを見付けることはありません。そこそこに寄生していると、ノミの糞が見つかることがある程度です。なので、気付かず、ノミ付きのままお家にお招きすると、ノミの卵が室内にばらまかれ、ノミまで我が家にご招待してしまうことになります。

ですので、触られなれている猫ちゃんでしたら、お家にお招きする前に、ノミ駆除剤を滴下しておくのが賢明です。触られ慣れてはいないけど、食餌は警戒せずに食べに来るようなら、飲ませるノミ駆除剤をフードに混ぜ込んで与えておくのも良いかもしれません。ただし、この飲み薬は、速攻性はありますが、効果はその時限りですので、お招きする前日もしくは当日あたりに決行しなくてはなりません。

腸に住む寄生虫駆除などは、体調をみながら、かつ、早めに対処してあげれば良いと思います。いきなり、病院へ連れて行くのが難しいようなら、まず、便だけ持参されて、便検査だけでも済まされるようでもよいでしょう。

さてさて、そのお二階にかくまってもらえた母仔6匹。全員、猫白血病、猫エイズに感染していないことが証明され、ほっと、ひと安心。さすがに、ミケコ母さんは今からお嫁に行くのは難しかろうと、一階の猫ちゃん達の仲間入りをすることに。仔猫さん達は、なかなかの器量良しで、かわいいキャラなので、きっと、里親志望の方に喜んでいただけるに違いない。ということで、可愛がってくださる方を探すことになりました。

本当に、偶然中の偶然。「以前は、猫を飼ってたけど、しばらくいなくて…。やっぱり、猫ちゃんと暮らしたいので、仔猫さんが欲しいんです。」とおっしゃられる方が、ほぼ同時期に2組も来院されました。お見合い大成功で、2匹と1匹が新しいお家で、可愛がっていただけることになりました。仔猫ちゃんにとっても、里親さんにとっても、楽しい暮らしが始まりますように。

この度の、里親探しで思いだしました。以前、当院に通院されていた猫ちゃんが亡くなられてしばらくした頃、「猫恋しくなって、里親探ししている仔猫ちゃんを、方々の動物病院に問い合わせして探して、岸和田の動物病院から貰ってきたんです。」という方のこと。

「とっても、かっこいい先生だった。」と絶賛されるので、病院名をお聞きしたら、よく存じ上げている私と同年代の先生の病院です。はて?かっこいい?若い勤務医の先生のことかしら?とお聞きしたら、「院長先生です。40歳過ぎてるオッサンとは思われへんくらい超かっこいい。」と、オッサンは余計ですが、それはそれでの好評価。

「ほほお。さすが、自称、岸和田のイケメン先生。こんな、うら若き女性にモテルとは。」(内心大爆笑)

先日、お会いする機会があったので、猫ちゃんが元気に育っていること、とても大切にしてもらえてること、「超かっこいい」と絶賛していたことも、お伝えしておきましたよ。なによりも、「超かっこいい」が一番嬉しかったようです。

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