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2011年10月

2011年10月31日 (月)

大阪動物愛護フェスティバル2011 in 大阪城公園

今年も、大阪動物愛護フェスティバルが開催されます。

9月24日(土)には、大阪市中央公会堂にて、長寿動物の表彰や、一般講演会、動物絵画の展示といった催し事が行われ、大勢の参加者でにぎわいました。

次いで、11月13日(日)には、大阪城公園・太陽の広場にて、午前10時から午後4時まで、盛り沢山のイベントが予定されています。警察犬・盲導犬の模範演技やアジリティードッグ・フリスビードッグの演技なんて、間近で見れる機会はなかなかありません。何度、見てもワクワクしますし、一生懸命なワンちゃんの表情には、グッと感動させられます。

他、ワンちゃんのしつけ教室や、獣医さんに健康相談できるコーナーもあります。他、工夫を凝らした展示ブースや、各市町村の獣医師会や、団体による出店も楽しみの一つです。ホットドッグ、フランクフルト、焼そば、わたあめ、等々の軽食や、ヨーヨー釣り、キャラクター釣りなど楽しい出店がいっぱい。今年も、思考を凝らした出店が並ぶことと思います。

昨年、堺市獣医師会が販売したホットドッグは、とっても盛況でした。今年は、チュロスを販売します。スペインの揚げ菓子です。まあまあ、おなじみですよね。私も、ドーナツよりも歯ごたえのある食感が大好きで、目のないものの1つです。

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なんと、長さ40cmもある、食べ応え十分のチュロスです。味も抜群!なはず…(まだ、試食していませんが…)、ここだけの話、東京ディズニーランドで販売されているものと同じ!なんだそうです。。。堺市獣医師会・出店担当のO先生の大手柄で販売にこぎつけた、よりすぐりの一品です。ぜひ、遊びにいらしていただいて、チュロスもご賞味くださいませ。

今年は、3月に東北地方太平洋沖地震があり、大きな悲しみに揺れた年でした。もちろん、人々の救済が第一ではありますが、被災動物の救済も弛まず進めていかんと、大阪府獣医師会をはじめ多くの団体が努力を続けております。その1つとして、皆様の温かいお気持ちの輪がどんどん広がりますようにと、今回のフェスティバルで、売上を寄付金とする「アームリング」を販売します。

各市町村の獣医師会が交代で販売を担当するのですが、私もお手伝いする予定ですので、ご協力をよろしくお願いいたします。

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2011年10月25日 (火)

10月29日(土)臨時休診のお知らせ

10月29日(土)

獣医師会行事参加のため、まことに勝手ながら、臨時休診とさせていただきます。

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2011年10月22日 (土)

猫ウイルス検査

新しく、猫ちゃんを同居させるにあたって、「先住猫にうつる病気がないか診てほしい。」とおっしゃられて来院されるケースが多々あります。素晴らしいことだと思います。近頃は、情報源豊富なので、皆さん、本当に良く勉強されてらっしゃるし、猫ちゃんの健康管理に高い意識を持ってらっしゃることに感心させられます。

うつる病気のメジャーどころは、①猫伝染性鼻気管炎やカリシウイルス感染症…俗に「猫風邪」と呼ばれるウイルス感染症、②ノミ、シラミ、ヒゼンダニ、耳ヒゼンダニなどの外部寄生虫、③皮膚糸状菌症と呼ばれるカビによる皮膚病、④回虫、鉤虫、条虫類などの消化管内寄生虫…と、たいていはそんなところです。

これらは、身体検査、便検査で診断するのですが、野外生活していた猫ちゃんなら、たとえ、見つからなくても、外部寄生虫、消化管内寄生虫は念のため駆除してしまうのが賢明でしょう。

あとは、やっかいでかつ症状のないウイルス感染症、猫白血病ウイルスと、猫後天性免疫不全(猫エイズ)ウイルス感染症です。ヒトのエイズと同じで、感染してから1ヶ月間は、血液検査での反応が出ません。ですから、保護した猫ちゃんを検査する場合は、1ヶ月経ってから判定しないと、絶対に大丈夫とは言えません。これまでに、保護直後は反応が出なかったのに、1ヶ月後には(+)になっていたケースを、何度か経験しています。マレではありますが、ありえるので要注意です。

ところで、このウイルス検査ですが、一体何をもって(+)(-)としているのかご存じでしょうか。猫白血病ウイルスは、抗原検査といって、血液中のウイルスそのもののを検出する検査です。ですので、(+)なら間違いなく感染しているのです。ただ、望みとしては、免疫力の強い猫ちゃんなら、いったんは感染したウイルスを追い出して(-)に戻ることがあります。ただし、これは、感染して間もない時期だけのことで、1ヶ月間以上の持続感染となった後に、(-)に戻ることはありません。

では、猫後天性免疫不全(猫エイズ)ウイルスの場合ですが、こちらは抗体検査です。抗体とは、ウイルスが体内に侵入してきたことに反応して、動物側がそれをやっつけるために作り出したものです。ですので、抗体の存在=感染している、と判断されます。先日、そう、ご説明すると、「抗体の存在=免疫獲得=治った…ではないの?」という質問を受けました。素晴らしい質問です。おっしゃる通り、普通の感染症ならば、抗体が抗原であるウイルスをやっつけて克服する=治るなのですが、この猫エイズウイルスは、遺伝子の中に入り込んで増えるという特殊な感染の仕方をするために、完全に克服することができない=治らないのです。

つまりは、抗体(+)=猫エイズウイルスに感染していて、永久に治らない、という判断になります。ただし、例外があります。生後6カ月未満の猫ちゃんで、母猫から譲り受けた移行抗体が残っている場合も(+)になるのです。これは、いずれ消失する抗体で、感染を意味するものではありません。ですが、母猫は猫ウイルス感染症だということになりますから、母猫から感染している可能性だってあるのです。

そこで、6ヶ月未満の猫ちゃんが猫エイズウイルス抗体(+)だった場合は、移行抗体(+)なのか、感染抗体(+)なのかを区別しなくてはなりません。以前は、移行抗体が消失する6ヶ月齢を過ぎてから再検査するしかありませんでした。今は、PCR検査という遺伝子検査で、これらを区別することができます。検査センターに送らなければならず1週間近く要するのと、まだまだ検査費用が高額なのがネックですが、6ヶ月齢まで解らなかったことを思えば、画期的な進展です。

ずっと、一緒に過ごしてきた同腹の兄弟仔猫で、1匹に猫エイズウイルス抗体(+)、もう1匹は(-)が出ました。6ヶ月弱くらいの月齢でしたので、移行抗体が消失した仔としてない仔なのかもしれません。そこで、その区別のためにPCR検査を依頼しましたが、抗体(+)の仔は、「感染」という結果でした。こんなこともあるんですね。お母さんも一緒ですし、ずっと、一緒にいるのに。

感染してしまっていたことは残念なことですが、早期に調べをつけることが出来たお陰で、もう1匹の仔猫ちゃんには、猫エイズウイルスワクチンの接種が施され、感染することなく、2匹仲良く暮らし続けています。

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