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2012年11月

2012年11月27日 (火)

獣医師勤務予定変更のお知らせ

11月29日(木)

診療は通常通りおこなっておりますが、横山獣医師は午前診療時間不在となりますので、ご容赦ください。

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2012年11月21日 (水)

フェリウェイ再登場

「フェロモン」

ヒトだと魅惑的な人が発するイメージですけど、本来、動物同士がコミュニケーションをとる手段として産生する科学物質のことです。猫では上あごの前歯の後ろあたりにある鋤鼻器という器官で受容します。フレーミングと呼ばれる、口を半開きにして、フガフガフガ~と、むせ込むような仕草がそうです。

猫にはフェイシャルホルモンF3という頬から分泌するフェロモンがあります。大好きな人や猫同士、机の角などに、頬を「スリッ」とすり寄せているのは、フェロモンをすりつけているのです。マーキングでもあり、ラブコールでもあるわけです。

この、フェリウェイという商品には、フェイシャルホルモンF3類縁化合物が含まれています。狙いは、猫ちゃんに「幸福感」を引き起こすことです。イライラの故に尿を壁などに尿を吹き付けるスプレー行動をしてしまったり、攻撃的になってしまった猫ちゃん対策や、新入り猫ちゃんとの共同生活にギクシャクしてしまっている猫ちゃん対策などにもってこいなのです。

スプレータイプと拡散タイプがあります。スプレータイプは決まって尿を吹き付ける壁などに予めスプレーしておいたり、寝床や敷物にスプレーして使用します。拡散タイプは、コンセントに差し込んでおくと常時拡散し続ける仕組みで、1本のリキットで1ヶ月間使用できます。いずれも、気になるような臭いや、人体への影響はありませんので、安心してお使いいただけます。

Pheromone

1998年に発売されて以来、40ヶ国以上で販売されている好評な実績のある商品なのですが、日本国内では認可の関係上、数年前から販売が一時中止になっていました。で、この度、そのあたりの事情がクリアされたので、待望の再販売が実現したのです。

当院でも、入院室内にフェリウェイを拡散させることにしました。猫ちゃんは知らない環境に連れてこられると、とっても不安になるもの。入院やホテルの猫ちゃんでも、不安のあまり、全く食餌をとらない、全く排泄をしない、眼をまん丸にしてケージの奥でうずくまってガチガチになってるなんてこともあります。フェリウェイ効果で、緊張度大幅ダウンの期待です。

他に、多頭飼育環境のストレス軽減にも有効なようです。生活スペースに対して、理想的な頭数を超える多頭飼育は、実は想像以上にストレスなのです。たとえ、仲良さそうに寄り添って眠っていたり、グルーミングし合っていたとしてもです。このストレスが、多頭飼育環境で鼻炎や口内炎が蔓延化してしまう要因の一つになっているとされていますが、フェリウェイを常時拡散しておくと、鼻炎や口内炎の発症レベルが下がるように思うというお話をお聞きしました。

そうすると、猫白血病ウイルスや猫エイズウイルスのキャリアーにとっても、ストレスフリーな生活こそ、発症阻止のキーポイントですので、このフェリウェイが奏功してくれるかも。などなど、フェリウェイ効果に期待高まります。

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2012年11月13日 (火)

獣医師勤務予定変更のお知らせ

11月15日(木)

通常通り診療はしておりますが、

横山獣医師は獣医師会行事参加のため不在となりますので、

予めご了承くださいませ。

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2012年11月 9日 (金)

大阪動物愛護フェスティバル in 大阪城公園太陽広場

毎年好評の、大阪動物愛護フェスティバルが、今年も開催されます。

11月11日(日) 10:00~16:00

大阪城公園 太陽広場にて

色んなお楽しみイベント盛りだくさんです。盲導犬・警察犬のデモンストレーション、アジリティードッグの実演&競技、ワンちゃんしつけ教室、獣医師による動物健康相談、ブラスバンド演奏、チアリーディングなど。

また、会場内の各ブースには、様々な展示や出店が並びます。ヨーヨー釣り、射的などのゲームや、フランクフルト、焼きそば、綿菓子などのファーストフード。私が所属する堺市獣医師会は、東京ディズニーランドでお馴染みの「餃子ドッグ」を販売します。私も、売り子さんをお手伝いします。

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ペットグッズのお店も大人気です。ワンちゃん用のお洋服や、ベッド、リードなどなど、格安なようで、いつも、人だかりになっています。

会場内には、動物同伴もOKです。毎年、大勢の動物同伴の方々で、さながら、ドッグショー会場のようになっています。大型犬から小型犬、マレには猫ちゃんや、カメレオン、イグアナ同伴の方も。お連れの動物たちを見ているだけでも、かなり楽しめます。

是非、遊びにいらしてください。

尚、ちょっと、お天気が危ぶまれますが、大雨は中止、小雨は決行です。

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2012年11月 6日 (火)

柵に刺さって宙ぶらりんっ!!!

何と恐ろしいこと。「外構の柵に刺さって宙ぶらりん」事件です。

きっと、洋風の小洒落た、ツンツン尖った外構なんでしょう。軒の屋根から飛び降りようとした猫ちゃんが、誤って、そのツンツン尖った柵に刺さってしまったそうなんです。すぐに気付いたご家族が、パニクってた猫ちゃんにガッツリ噛まれながらも、刺さってたのを抜き上げて、ご来院されました。

下腹部から後ろ足に向かって皮膚がベローンと大きく裂けていて、恐ろしい様になっています。いったい、どこまで、どうなっているのやら。。。とても、シラフで触れる状態ではなかったので、全身麻酔下での診察です。不幸中の幸い。内臓には貫通しておらず、皮膚が大きく避けているだけだったのですが、だけなんですが、「これって、結構大変なことになる。。。」ことを経験済みです。

以前、勤務していた病院でも、同じ事件が勃発したことがあります。でっかいシベリアンハスキーのワンちゃんが、柵を飛び越えようとして失敗。同じく、刺さって宙ぶらりん。こちらは、40kg以上もあるワンちゃんですから、救出するのは大変だったろうと思います。このこは、体重があるだけに、裂け方も半端なくって、お腹側全面の皮膚が裂け広がっていました。

全身麻酔をして、毛を刈って、洗浄して、何時間もかけて皮膚を縫い合わせる手術をしましたが、これだけ大きな傷で、不衛生なものが刺さった傷となると、どんなに洗浄を施して、抗生物質を投与しても、感染が十分にコントロールされて、上手く治ってくれるのは難しいことです。

案の定、傷は上手く癒合せず、化膿して開いてしまいました。やむを得ないので、痛々しい大きな傷を開けたまま、少しずつ傷が盛り上がってくるのを待つしかありません。治癒を早めるための薬を、あれこれ施したり、レーザー照射を施したり、懸命の治療をしても、治癒までに2ヶ月かかる大怪我でした。

このワンちゃんの経験上、同じように、傷が化膿して開いてしまうことは、想定内。オーナーさんにも、「結構、大変なことになる。。。」はずだとお話はしてありましたが、やはり、この猫ちゃんでも、同じことになってしまいました。ですが、シベリアンハスキーさんに比べると、傷は1/40くらいしかありませんので、2ヶ月もはかからずに治ると思われます。現在も、コツコツと通院治療継続中です。

実は、そのシベリアンハスキーのワンちゃんは、その後、もう一回「宙ぶらりん事件」を起こしています。そして、やはり、治癒に2ヶ月を要する大怪我でした。さすがに、オーナーさんも、「2度あることは3度ある。」と観念して、塀を高いものに、刺さらないものに、工事し直すことにされました。大怪我続きで可哀想でしたが、懲りないワンちゃんにも呆れます。

この度の「宙ぶらりん」猫ちゃんは、日頃から自由にお外へ行っているとのこと。治った後、再び、同じ失敗をおこさなければ良いのですが。

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