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2015年9月

2015年9月18日 (金)

さかい動物愛護フェア

9月20日(日)、20日から26日までの動物愛護週間にちなんで、毎年恒例の、さかい動物愛護フェアが、堺市動物指導センターにて開催されます。

今年も、堺市獣医師会は、「犬の正しい飼い方講習会(無料、事前申し込み)」、「健康相談」、「マイクロチップ挿入(¥2000)」、「缶バッチ」を担当します。

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その場でワンちゃんと一緒に撮影した写真の缶バッチをプレゼントします。お気に入りの写真をご持参いただいても結構ですので、ご来場は難しい猫ちゃんなら、お写真をお持ちください。

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2015年9月 9日 (水)

心臓外科

心臓外科ができる時代になるなんて。獣医さんになりたての時代には、まだまだ先のことだと思っていました。

小型犬には、僧帽弁閉鎖不全症に陥るワンちゃんがとても多いです。なりやすい犬種では、3歳くらいからその初期変化はスタートしています。

僧帽弁という左側の上の部屋と下の部屋の間にある弁が、ちゃんと閉まらなくなる疾患です。心臓が全身に血液を押し出そうとしても、閉まりの悪い弁の隙間から、一部の血液が後戻りしてしまい、効率良く血液を巡らせることが出来なくなります。

結果、肺で血液が渋滞を起こしてパンパンになり、染み出た水分で肺が水浸し状態になり、呼吸がしづらい「肺水腫」が生じたり、グッと縮みきれない大きな心臓が、気管を押し上げ圧迫することで、止まらない咳が出ます。

患者さんによっては、どうにも止まらない咳や、度々起きる心臓発作に悩まされたり、突然の肺水腫で危険なほどの呼吸困難に陥ったりと、ワンちゃんにとっても、ご家族にとっても、辛く苦しい疾患です。

ある程度までは、お薬の手助けで、ご機嫌な暮らしができていても、病状が進むとどうにもコントロールできなくなってしまします。今までは、「人なら、弁を取り換える手術ができるのだけれど、ワンちゃんでは無理だから。」と、お薬でできる治療を施すしかありませんでした。

閉鎖不全に陥った弁を人工弁に取り換える「弁置換術」は、10数年前でも、まだまだ、研究段階の報告が多かったように思うのですが、今は、かなりの実症例で好成績があがっているようです。

先だっての研究会に講師としてお越しいただいた先生は、大学で一学年上の先輩ということもあり、とても身近に感じている先生なのですが、実は、心臓外科で超有名な大先生です。

横浜に循環器専門『JASMINE どうぶつ循環器病センター』を開設され、そこを拠点に、日本全国はもちろん、世界の各所にまたがりご活躍されています。スライド写真で、病院内のご紹介を拝見しましたが、それはそれは素晴らしい設備の病院です。

心臓外科の症例が全国、海外からも依頼されてくる中で、もっとも多いのが、この「弁置換術」だそうです。

最近、『愛犬が「僧帽弁閉鎖不全症」と診断されたら読む本』という著書を発刊されました。「診断される」前に知っておくのがベストだと思います。是非、ご一読ください。

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