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2016年3月

2016年3月30日 (水)

ネズミのおもちゃ、シッポ紛失事件勃発!

よくあるんです。ほんとに、よくあるんです。「留守中に、ネズミのおもちゃのシッポが無くなってて・・・探しても無いんです!!!」

猫ちゃんのハンター本能をくすぶられるんでしょうね。獲物を仕留めた証なんでしょうか。証にしては、食いちぎり易いシッポで済ますところが、所詮、飼い猫ハンターなんですが。

で、今回の事件では、容疑者が2匹。不幸中の幸いが、シッポに針金が入ったおもちゃだということなので、レントゲン撮影で解るかもしれません。「どちらかといえば、こっちのほうが、元気食欲が落ちてると思う。。。」と、おっしゃるに従い、レントゲン撮影を実施。

金属物は写っていません。これもよくあることです。誤食したのではと大騒ぎして、ホントは食べていないこと。でも、一応、もう1匹の容疑者もレントゲン撮影を実施。

あら。。。胃の中に。針金状の異物が2本。半分ずつちぎって食べたようです。さらに、朝ごはんもたらふく食べて、満腹状態。

そこで、どうするかのご相談。①嘔吐を促す薬で吐かせてみる。ただし、針金状のものは、嘔吐する際に食道穿孔する危険があるので、お薦めできません。②内視鏡で摘出を試みる。今回は、満腹状態なので、不可能でした。そうでなくても、針金状のものは、摘出中に食道穿孔の心配があるので、不向きなこともあります。③開腹手術で摘出する。④便中に排泄されるか見守る。勿論、穿孔のおそれがある異物なので、お薦めできません。

オーナー様は、①吐かせてみる。をご希望されました。心配もありますが、満腹なので、フードごと上手く吐き出すかもしれません。ところが、、、吐きません。ガンとして吐きません。3度目の投薬で、ぺチャッと気持ち悪そうな口の動きを、一度だけ見せましたが、すぐにケロッとしています。

やむなく、開腹手術で異物を摘出することに。結局、フエルト地のシッポの中に針金が入ったままの状態で、猫の小腸を通過できる大きさではありませんでしたので、閉塞を起こしていたら、事は重大になるところでした。

オーナー様がシッポ紛失にすぐ気付かれて、レントゲンに写るものだったので、判断早く摘出手術を行えたことは、不幸中の幸いでした。翌日から、食餌も取れるほど、良い回復ぶりです。

ですが、針金はフエルト地で包まれていたので、満腹状態でなければ、内視鏡で取り出せたかもしれません。誤食が疑われる場合は、ごはん抜きで受診しましょう!!!

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2016年3月 2日 (水)

仔沢山

このところ、出産を控えたお母さん猫の、胎仔頭数確認検査が続いています。

人の場合は、超音波検査でも十分確認出来ると思いますが、動物の場合、胎仔数が多くて重なりあっているので、超音波検査では数を誤ってしまいかねません。

胎仔が成長して、しっかりレントゲンに写るようになったらレントゲン検査をします。この頃には、レントゲンで悪い影響が出ることはありません。

何しろ、頭数確認しておかないと、いつが「終わり」なのか判らなくて不安ですので、出産前に確認しておかなければなりません。

先週来られたお母さん猫は、一緒に暮らしている仲良し♂猫ちゃんとの赤ちゃんを身ごもりました。

パンパンになったお腹の中には、なんと6頭もの胎仔が育っていました。通常は4頭前後ですから、6頭とは大変です。

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そして、今日も、お母さん猫の胎仔数検査。なんと、お友達の♂猫さんを預かったら、思わぬことになったとか。。。でっかい♂猫さんなので、胎仔が大きくて難産にならないかと心配されていましたが、なんと、こちらも6頭の胎仔が!

胎仔数が多いと、個々の胎仔が大きくなり過ぎなくて良いのですが、はたまた、産み続けるお母さん猫の体力が心配です。無事お産を済ませても、子育ての負担も大きいので、人工哺乳してお手伝いしなければならないかもしれません。

楽しみ半分、心配半分ですね。どうぞ、無事誕生しますように。



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