ペット

2008年7月23日 (水)

熱中症

梅雨から突然、真夏を思わせる暑さに突入ですね。熱中症のシーズン到来です。

ヒトでも、8月の夏真っ盛りよりは、梅雨明けから初夏にかけてのこのシーズンのほうが、熱中症が多いそうです。身体が急な暑さについていけないせいや、多少油断してしまうせいもあるようです。

毎年、必ずといっていいほど、赤ちゃんを車内に残したまま、パチンコに夢中になり、熱中症をおこしてしまったというニュースを耳にします。これだけ毎年ニュースになるのに、なぜ世の人々は学習しないのかと残念でなりません。

ニュースにはなりませんが、同じように、ワンちゃんを車内に残していて、熱中症をおこしてしまうケースも、毎年、繰り返される事件です。散歩中に倒れることもしばしばです。日中の暑い時間帯は論外ですが、夕方、涼しくなったから大丈夫だろうと思いきや、アスファルトはまだ熱いままですから、ヒトよりもアスファルト近くを歩くワンちゃんにとっては、岩盤浴状態だったりしますので、意外に危険です。お家で留守番中に熱中症をおこすケースも多いです。

ヒトと違って、汗をかかない動物では、熱の発散がされにくいうえ、熱を発散しようとして激しくパンティングすると、のどが腫れてさらに息苦しくなり、熱がこもりと悪循環の結果熱中症をおこしてしまいます。

猫ちゃんは、その点、熱中症になりにくいです。ご先祖はアフリカの砂漠地帯に起源されるともいわれてますから、暑くても、水分摂取が少なくても、ある程度耐えれるようになっているようです。猫ちゃんのおしっこがワンちゃんに比べて、濃くて臭ーいのは、水分を極力体内に留めておけるよう、腎臓で濃いおしっこを作る機能に優れているからです。

ただ、猫ちゃんでも、高齢になり、腎臓の機能が落ちてくると、濃いおしっこを作れなくなってきますので、薄めのおしっこになることで、おのずと排泄されてしまう水分量が増えて、体はいつも脱水気味ということになってしまいます。さらに、暑さが加わると、さすがの猫ちゃんでもヘロヘロになってしまいますから要注意です。

うちの長老17歳のゆきおくんも、今年は、今までにない程キツイようです。わが家は、締め切ってしまうとかなり暑くなりますので、留守中は、そのために奮発して設置した省エネタイプのエアコンをつけっぱなしにしていますが、それでも、玄関のくつを脱ぐところにペトーっと敷物のように伸びています。今までにはなかったことなので、今年はいよいよキツイんだなー、と心配してます。数日毎に点滴してあげることにしました。

暑くなってから、留守中の室温管理について、相談をされることが多くなりました。要は、エアコンをつけなくてはならないのかが問題のようですが、そのお宅によって、風通しや室温は様々だと思うので、お答するのも難しいです。結局、若い猫ちゃんなら、「ヒトがいっしょにいられる程度には、暑くなり過ぎないように」、高齢の猫ちゃんなら、「ヒトが心地よく感じる程度には涼しく」を目安にしていただくようお話しています。暑さには比較的強いとはいえ、暑すぎるのは健康上良くないですから、エアコンでなくても、水を入れたペットボトルを凍らせたものを扇風機の前に置いておくとか、氷枕にしてあげるとか、対策を考えてあげてください。

熱中症は、重症だったり、発見が遅れると、若いワンちゃんでも助からないことが多々あります。ヒトの不注意や配慮不足によることですから、悲しいばかりです。今年は、猫ちゃんだけなので、熱中症を診る機会はないかもしれません。

が、少し前まで、ちょっと(?)メタボな柴犬さんが、よく、まっ昼間に、当院の前をお散歩されてらっしゃいましたが、とても苦しそうにゼーコーゼーコーしながら、へたり込んでいましたので、熱中症になりやしないかと心配しておりました。そのうち、ご注意さしあげたほうが良いものかと思案しておりましたが、ここのところお見かけしなくなりましたので、ちょっと安心しております。もちろん、緊急事態には、運び込んでいただければ対処いたしますが、そんな事件は無いにこしたことはありませんので。

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2008年7月15日 (火)

皮膚科専門獣医師

前回、このブログでもとりあげましたが、ここ最近、私の周りでは、フードアレルギーが大流行なんですが、タイムリーなことに、昨々日は、皮膚科専門医の先生からアレルギーのお話をお聞きする研究会でした。

講師の先生は、15年くらい前から、東京で、皮膚科専門の診療されている、獣医さん業界では、超有名な先生なんですが、私が東京で仕事をしていた頃、仕事のかたわら勉強させていただいていた大学の研究室にも、所属されていた先生ですので、気兼ねなく、遠慮なく、日頃の疑問をめいっぱい質問したり、懐かしいお話にもハナを咲かせ、ひときわ有意義で楽しい研究会でした。

フードアレルギーの猫ちゃんに、続けて数例遭遇したお話をしたら、「それは、珍しい!!」とえらく興奮されていらっしゃいました。アレルギーの中で占める、フードアレルギーの比率はかなり少なく、猫ちゃんでは、ワンちゃんよりも更に少ないんだそうです。

「猫ちゃんの診察は難しい。」とおっしゃられていました。猫ちゃんの皮膚病は、自分でなめ壊すことで驚くほどひどくなってしまいますが、なめるのは、痒いからというばかりでは無く、精神状態や性格の影響も大きいということです。

そんなことからも、猫の皮膚病を診察するにあたり、その猫ちゃんの行動パターンを知ることが結構大切なんだそうです。診察室を、中で猫が自由に動き回れるれるようなスペースにしてみたいとおっしゃられていました。壁にはキャットタワーを付けたり、隠れこめるところをつくったり。研究熱心な先生としては、「猫ちゃんの行動パターンと皮膚病のパターンに何らかのつながりを探究して、解決の糸口を見つけることができれば…。」という期待がおありなようです。

かいてしまう、なめてしまう精神状態にならないような環境作りが大切なんだと、おっしゃられています。要は、ストレスのない生活ということでしょうか。そうはいっても、ワンちゃんなら、お散歩を増やすとか、一緒に過ごせる時間を増やすとか、何かしら思い付きますが、猫ちゃんの精神状態をコントロールしてあげるのは、かなり難しいことだと思います。

我が家のにゃん達ですら、何をストレスに感じてるのか、どんな改善要望を抱いてるのかなんて、さっぱり解らないんですから。やたら、くっついてくるから、かまってほしいのかと思いきや、触られると怒って逃げたり、私の帰宅を大歓迎の日もあれば、全く無視の日もありますし。ましてや、診察中の行動パターンから、それを推察しようなんて発想には、敬服してしまいます。

さしずめ「動物心療内科」のようですが、先生の診療がどんな風かをお聞きしていると、あながち遠からず、という感じがします。アレルギーの治療では、科学的な検査データも参考にはしながら、薬物治療なども行いながらですが、それだけで、解決するものではなく、ひとつひとつ食べ物や環境中のものの中に原因がないかを除外していったり、そのこの生活パターンの改善策を試してみたりするそうです。

結果、何年にもわたっての長いおつきあいになることが多いそうですが、長いおつきあいになって、やっと、解ってくることや、飼い主さんのほうでも、だんだん気楽にいろんなことを話してくれるようになって、思いがけず、原因が発見されることもあるそうです。

先生が診療された、時々痒みがでる猫ちゃん。通り一遍の検査では原因は見つかりません。痒いのはほんの短期間で、すぐ治まってしまいます。でも、また、痒くなる。の繰り返し。食べ物は、ずっと同じ。環境もずっと同じ。季節にも関係なさそうですが、症状はアレルギーっぽい。原因になりそうなものが思い当たらず、困惑されていたらしいのですが、先生、ある一定の法則に気付かれました。ほぼ毎回、月末~月始のパターンで痒くなるようです。結果、こちらのご家庭では、お給料日には宅配ピザをとるのがお決まりで、猫ちゃんもちょっぴりいただいていたようです。そこで、ピザに入っている食材をひとつひとつ試した結果、この猫ちゃんは、ピザソースに含まれているトマトのアレルギーだったことが、判明したそうです。

まさかピザが原因とは思われてなかったんでしょうし、「お給料日には皆でピザ食べてます。」なんて、確かに、あえてお話するのも、ちょっと恥ずかしいですもんね…。think

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2008年7月 8日 (火)

フードアレルギー

ヒトでも卵やそばなど、食べ物でアレルギーをおこす方がいらっしゃいますが、猫ちゃんにも食べ物でアレルギーをおこすことがあります。教科書的には、主に、顔に痒みが出るとされています。私の経験的には、眼の上から耳にかけてと、眼のまわり、口のまわりに赤みやただれがおきることが多いように思います。

フードを変えた時に出始めて、また、もとのフードにもどしたら治まったといったケースでは、おそらくフードアレルギーなんでしょう。おそらく…というのは、本来は、再現性試験といって、確かにそのフードで同じ症状が出るのかを、もう一度食べさせてみて確認することで、診断するからです。実際には、「おそらくアレルギーが出るもの」をわざわざ食べさせてみることはしませんが。

わが家のにゃんこ共は贅沢知らずですから、「嫌って食べないフードは絶対ない」のが自慢(?)だったりします。基本的には、ドライフードのみですので、缶フードなんぞは大御馳走。長老猫のゆきお君だけがもらってる、肝臓のお薬入り缶フードを、他の2匹がいつも羨ましそうに眺めておりました。あまりにもせつなそうに鳴くぶちゃにゃんに負けて、缶フードを少しわけてあげるようになってから数日目。ぶちゃにゃんに異変です。少し口のまわりが赤い?…そのうちに、少し眼のまわりも赤い?…そしてそして、明らかに、眼の上から耳にかけて赤くなり、ひっかき傷が発現。

フードアレルギー!?まさか、うちのこに限って!!何でも食べるのが自慢だったのに、何でもたべれるこじゃなかったなんて。しかし、こればかりは体質的なものですから仕方ありません。ぶちゃにゃん、缶フード中止令です。すると、みるみる赤みも痒みも消え、もとのきれいなお顔に…。ということは、おそらく、フードアレルギーです。

再現性試験をするつもりではありませんでしたが、ある日、その缶フードしか残ってなかったので、はからずとも再現性試験を実施してしまうことになりました。…そして、また、出ました。間違いなくフードアレルギーです。

ここ最近、続けてフードアレルギーを思わせる風貌の猫ちゃんを診察しました。フードを変えたとたんに出て、もとのフードに戻したら治まった猫ちゃんは、なんなく解決。数日間、入院してたら治ってしまった猫ちゃんもいました。自宅で食べていた何かが駄目だったようです。原因がわからないので、まず、低アレルギー食を試してみようという猫ちゃんもいます。

ただ、顔が痒くなるのも、フードアレルギーに限ったことではなく、花粉やハウスダスト、カビなどのアレルギーだってあります。きまって毎春、耳が痒くなる猫ちゃんがいます。何か春に多い花粉なんかのアレルギーなんでしょう。「お彼岸近くなって、お姑さんが仏壇にお花を飾ると猫ちゃんの耳が痒くなるのよ!でも、猫ちゃんがアレルギーだから飾らないでとも言えないしねェ…。」と、不平をもらしながら、毎度、お彼岸が近づくと、アレルギーのお薬を処方してくださいとおっしゃられる方もいらっしゃいました。

ヒトでは、随分前から、血液でアレルギー検査ができましたが、今は、ワンちゃん・猫ちゃんでも検査ができるようになりました。ヒトに比べると調べれる種類は限られてはいますので、何も見つからなかったからといって、アレルギーではないとは言えませんが、少なくとも検査に含まれているもののアレルギーではないことは証明されるわけですから、十分ありがたい情報が得られる検査だと思います。

先日、避妊手術のためお腹を毛刈りした後、毛が生えてこず、しきりに舐めてるといったご相談をお受けしました。しきりに舐めてるから、毛が生えない?しきりに舐めるのは、痒いから?バリカン負けにしては、しつこい痒みには、アレルギー素因でも持ってるのかも?なんて、想像してみたりしていたのですが。「あっ!」と思いだしました。春先、超音波検査のためにわが家のにゃんこ達はお腹を毛刈りされましたが、その後、ぶちゃにゃんはしつこく舐めて、傷やブツブツが出来てしまったという事件がありました。今思えば、まさしく痒くなりやすい素因があったせいなのかもしれません。なるほど…。

とにもかくにも、ヒトでもアレルギーとお付き合いするのは大変ですが、猫ちゃんのアレルギーも大変です。なんせ、「掻いちゃダメ~」なんて言っても通じませんから…。心ゆくまで掻きまくったあげく、血まみれの顔でしかめっ面。「アー…。どうにかしてあげなきゃー…。」と思わずにはいられませんが、これが結構一筋縄ではいかないことも予測されるだけに、心境は複雑。ですが、ヒトと同じで、気長に試行錯誤しながら付き合っていくしかないんですよね…。coldsweats01

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2008年7月 1日 (火)

ワンちゃんの話

たまには、ワンちゃんのお話です。

あるオーナーさんに「猫専門にしたのは犬嫌いだから?」なんて聞かれたりして、「そうゆう発想もあるのか。」と驚きましたが、決して犬嫌いではありません。むしろ、母が犬好きですので、幼少時代から家にはワンちゃんがいましたし、超キレイ好きな父に屋内で動物を飼うなど許してはもらえませんでしたので、猫ちゃんを飼い始めたのは、大学に入って独り暮らしを始めてからですから、そもそもは、かなり「犬派」だったはずです。ところが、飼ってみるとハマってしまう妙な猫ワールドに魅せられ、幾分「猫派」寄りかもしれませんが、それでも、ワンちゃんも大好きです。

大学生の頃、ゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーなどの大型犬が大流行りでしたので、いつかは大型犬を飼いたい!と憧れたものです。ところが、獣医さんのお仕事は、朝早くから夜遅くまで拘束されますから、ワンちゃんの躾やお世話などできるはずもありません。それでも、自分の病院を開院したら、病院で飼える!とあきらめてはいませんでしたが、想定外にも「猫の病院」を始めることになり、それも無理なことになってしまいました。

当院開院以来、診療するのも猫ちゃんばかりなので、たまにはワンちゃんとも、触れあいたい気分になったりして、実家に帰ると、このときとばかりにワンちゃんの診察やら、耳掃除、爪切り、プチ散髪とあれこれ始めるので、近頃、実家のシーズーミックス犬・ルナちゃんは、私を見ると、明らかにイヤーな顔をします。

数年前まで、実家にはもう1匹ワンちゃんがいました。おとなしくて、誰にでもなつっこいワンちゃんでした。ただの白い中型犬なんですが、今なら、ソフトバンクのCMに出てくるお父さん役の白いワンちゃんに似てるって自慢できたのに~!って、あのCMを見る度に「似てる~!かわいい~!」と思いだされます。

当院に来られる方には、ワンちゃんも飼ってらっしゃる方がたくさんおられます。どんなワンちゃんなんだろうとか、猫対犬はどんな感じなんだろうとか、ついつい、ワンちゃん話をお聞きして、楽しませていただいております。

そんな、ワンちゃんと同居している猫ちゃんですが、皮膚のあちらこちらがかゆくなるのは「犬アレルギー」じゃなかろうかと心配されている方がおみえになりました。案ずるよりは…ということで、血液中の抗体を調べるアレルギー検査を依頼することにして、結果待ち中です。「犬アレルギー」じゃありませんように…。

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2008年6月22日 (日)

仔猫ちゃんも社会勉強

「咬み癖がひどく困ってます。」立て続けに、そんな相談を受けました。

攻撃的な行動問題に対する治療というものがないわけではありません。成猫のオスでは、まず去勢手術。他には、ホルモン療法、精神安定剤の服用などです。ただ、今回ご相談を受けたケースは、仔猫さんでしたので、攻撃的というよりはお遊びが過激!というものでしたから、そこまでの治療は必要ありませんでしたが。

この仔猫ちゃん。診察台の上でも、四六時中私の手をパクパク咬みついてきて、診察もままなりません。どうやら、お家でもヒトが動くたびに飛びついてきては、パクッ。やめさせようとする手に、更にハンター気分が高まり、パクッパクッパクッ!オーナーさんの腕は、気の毒なほど傷だらけ。確かに、これは大変そうです。

ヒトのお子さんだって、手を焼くやんちゃっ子もいれば、おとなしい子もいます。仔猫ちゃんだって性格は様々。やんちゃざかりの年頃ですので、多少は仕方ありません。仕方ないレベルのことであれば「たいてい3年くらいしたら、おとなしくなります。5年もしたら遊んでくれなくなりますし、8年もしたら寝てばかり…になるかもしれません。じゃれて遊ぶかわいい姿を見れるのは今だけですよ。」で済ますのですが。

加減を知らないやんちゃぶりは、幼少時に母猫や兄弟猫と過ごす機会に恵まれなかった仔猫ちゃんほど、ひどく出やすいようです。母猫や兄弟猫とじゃれあったり、咬んだり咬まれたりする中で、怒られないレベルのじゃれ方や咬み加減を学習していくからです。人工哺乳で育ててもらって、ほとんど「猫」すら知らないまま成長した猫ちゃんなどは、とくにその傾向が強いようです。

ですので、加減知らずのやんちゃ仔猫ちゃんに一番良いのは、同年齢のお友達。仔猫友達なら、満足するまで遊べますし、他の猫ちゃんとの付き合い方を社会勉強することで、社交的に育ってくれます。実際、複数頭で生活している猫ちゃんは、社交的でおおらかで、病院に来られても、穏やかでいられるこが多いように思います。

ワンちゃんでも、そういった幼少期の社会勉強不足が、ナーバスな性質や怖がりゆえの攻撃性につながるということが問題にされ、パピークラスがさかんになってきました。ワンちゃんを複数頭飼育するというのも、難しいこともありますし、身近に遊び相手がいないなら、こういったこころみはとても良いことだと思います。

ただ、性格は様々。我が家のにゃん達も、お客さんが来られた際や、病院に来た際のリアクションはそれぞれです。お客さんが来られると、押し入れから絶対に出てこないゆきおくんは、病院に来るとスリスリ、ゴロにゃんですが、家では誰にでもベタベタ寄ってくるぶちゃにゃんは、病院に来ると眼をまんまるにしてかたまったまま動けなくなってしまいます。そして、日頃、ヒト嫌いで寄っても来ない虫太郎は、お客さんが来られると、そそくさと出てきて、スリスリ、ゴロゴロ大変なサービスぶりなんです。何考えてるんだか、わからんヤツです。

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2008年6月16日 (月)

奇跡の復活

立つこともできず、横たわったまま、意識があるのかもわからない程に弱り果てた15歳の猫ちゃん。尿を全く作れなくなってしまった重症の腎不全で、心臓の鼓動も弱々しく、脈もとれず、体温は下がり、「おそらくこのまま、今晩亡くなってしまう。」居合わせたスタッフの誰もがそう感じていました。

辛い宣告ですが、厳しくとも現状を伝えなければなりません。お別れの時をできるだけスムーズに受けとめていただけるよう、心の準備をうながして差し上げることも。

意識の低下、心拍、血圧、体温の低下がみられるような状態ともなると、迷わず「危険な状態」だとお話しておきます。この猫ちゃんも、まさしく「危険な状態」でした。

治療しても、回復はみられないかもしれません。15歳という十分長生きしてくれた猫ちゃんですから、あえて治療はせずに、ご家族に抱かれてこのまま静かにお別れをする…というのも選択の1つかという相談までもしました。

ですが、ご家族はわずかな可能性にかけてでも治療したいということでしたので、それならば!できる限りの治療の試みです。

驚きました。スタッフ皆が驚きました。

翌日、治療する私の顔をジッと見てるじゃないですか…。意識がでてきたようです。触れなかった脈もだんだん強くなってきます。

「もうひといき!頑張れ!」あとはもうそんな感じです。治療でできることは、どんなに手を尽くそうとも、しょせん手助けにすぎず、最後の最後は生命力なんだと痛感させられます。

そして、すこしづつですが回復をとげ、15歳なりの元気食欲を取り戻すまでの「奇跡の復活」。それからずっと、お薬や点滴の治療を受けながらではありますが、今や元気な18歳。

この復活劇は、今でも当時のスタッフの間で時に話題になります。「普通は復活しないよね。(苦笑)わからないもんだね。coldsweats01」「ホントにわからないもんだね。」「危険な状態」だという判断に、それなりの自信、確信を持っていた私達、見事にくつがえされて苦笑です。

「もう治療しても無理でしょうか?」そう問われるケースが多々あります。この一件以来、自信を持ってお答しています。「わからないです。」と。「危険な状態です。治療の効果は期待できないかもしれません。でもね…いるんですよ。なかには驚くほどの復活をするこが…。だから、本当に本当のことは、わからないんです。」

15歳にもなると、「とかくもう歳なんだから仕方ない。」という声も聞かないでもありませんが、本当のそのこの寿命なんてわからないものです。それに、明らかに、猫ちゃんの寿命は延びてると思います。18歳、20歳なんて猫ちゃんもよく来られるようになりました。ヒトと同じく、食餌や予防医療、治療技術の進歩のたまものなんでしょう。

私事ですが、私の祖母は今年、なんと98歳になります。3年前の肺炎のときも、2年前の骨折のときも、「奇跡の復活」をとげたスーパーおばあちゃんです。good

今、点滴治療に通院されてる20歳のクロおばあちゃんも、頑張ってほしいです…up

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2008年6月 9日 (月)

時々吐く猫ちゃん

ちょとついでにと、問われる質問、「時々吐くんですけど、大丈夫?」

気にはなりつつも、元気だし、食欲もあるし、時々だし、大丈夫だとは思うけど、大丈夫と言ってもらえればもっと安心…くらいのご心配のことが多いようですが。

ですが、本当に大丈夫(=異常なし)なのかを確認するのはなかなか大変なことなんです。

最も多い原因は、おそらくグルーミングにより毛を飲み込んでしまうことによる胃腸トラブルかと思います。

いたずらして、ビニールやら、敷物やら、何かしら、ちょこっとかじる癖のあるこは、それも原因になるでしょう。舐めてるだけで食べていないように見えても、猫ちゃんのザラザラした舌にひっかかった糸くずなどが、知らずとそのまま飲み込まれてしまいますので要注意です。

それ程ひどくない「時々吐く」なら、まずそのあたりの対策をしてみるのがいいかもしれません。毛球予防には、飲み込んでしまった毛を滑らかに流して便への排泄を促すようなゼリー状の予防剤があります。無駄な毛をブラッシングして取ってあげたり、長毛のねこちゃんでは、短くカットしてしまうのも対策になるでしょう。

しかし、それでもコントロールできないとなると、そもそも、何かしら基礎疾患が隠れていることもありますので、検査や治療が必要になることもあります。、胃腸の問題のことも、胃腸以外の問題のこともあり、本格的に調べるとなると、かなり大変なことです。

腎臓、肝臓、すい臓などの障害でも嘔吐が起きますが、初期段階では「時々吐く」程度だったりします。近年、実は意外と多くあるであろうと云われ始めた「甲状腺機能亢進症」も、初期には、時々吐く、時々下痢するくらいしか症状がない病気です。心臓疾患やフィラリア症でも、時々吐きます。

胃腸疾患にも、回虫などの消化管内寄生虫、便秘のような簡単に対処できるものから、炎症性腸炎(IBD)や胃腸腫瘍のような治療の難しいものまで様々です。ヒトのピロリ菌による胃炎は有名ですが、猫にも同じものがあります。

といったふうに、「時々吐く」を探究するのは、結構大変です。が、必要となれば、猫ちゃんそれぞれの年齢や生活してきた環境と身体検査での様子を合わせて、より意義ある検査や治療を選択していくことになります。

我が家の猫ちゃん達は、皆、短毛ですが、それでもブラッシングするとこぶし大の毛球ができあがります。先日、シャンプーにこられた長毛の猫ちゃんからは、ドッチボール大の毛球ができあがりました。これを飲み込んでしまったら、さぞ具合の悪いことでしょう。そもそもは、毛球のトラブルに始まった嘔吐でも、頻繁に嘔吐することで、胃や食道が炎症を起こしてしまい、治まりがつかなくなることもあります。お早目に対策を。

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2008年6月 3日 (火)

マーキング

猫ちゃんのマーキング問題は、これだけ獣医療が進歩したにもかかわらず、絶えることなく受ける相談のひとつです。

たいていは、去勢・避妊手術で治まるもので、あるデーターには80%治まるとありましたが、私の感覚では90%は治まる気がします。

私が学生時代に一人と一匹暮らしをしていた雑種猫のウンチくんも、うっかり去勢手術をしないうちにお年頃をむかえてしまい、実は動物を飼ってはならないアパートのあちこちにおしっこをピッっとひっかけてしまい大慌てしましたが、去勢手術後はぱったりしなくなりました。

ただ、10%ないしは20%は去勢手術後も治まらなかったり、あるいは、数年治まっていたのに、引っ越しや新しい猫ちゃんとの同居などをきっかけに、その不安や不満を訴えるかのように、再び始めるケースもあります。

そういえば、うちのウンチくんもそんなことがありました。私が大学を卒業して動物病院に勤務し始めたばかりの頃。蓄積された疲労と睡眠不足のため、休日はお昼を過ぎても、夕方近くなっても爆睡している私の耳元で、さんざん「ごはん!ごはん!めし!めし!腹減ったー!」と叫び続け、叫び疲れ、それでも微動だにしない私の枕元に、ピッっとマーキング…。

驚いて見上げると、うらめしそうなヤツの顔。叱るわけにもいかず、さすがにそのまま寝続けるわけにもいかず。ヤツの作戦は成功です。

利口なもので、次の休日には、叫び疲れるより早い段階で、枕元にピッ!まだ、私の睡眠レベルが深ーいところにありすぎて、気づいてはいるんだけどどうしても起き上がれず、再び、眠りの中へ…吸い込まれる…。っと意識が薄れかけた瞬間、ピッっと何やら温かいものが、私の顔に…。

なんと、ヤツは私の顔をめがけてマーキングすることを思いついたのです。さすがに、飛び起きました。またまた、ヤツの作戦は成功です。

それからというもの、ヤツは叫ぶ手間をはぶいて、突然、顔をめがけてマーキング攻撃にでてくるようになったため、休日の前夜は、あらかじめフードをてんこ盛りに入れておくことにしました。

うちの場合は、それだけのことで、恐怖のマーキングを回避することができましたが、お子さんが産まれてからなど、どうしようもない事がきっかけだったり、原因不明だったりといったケースでは、かなりの困りものです。

数年前に、そういった猫のマーキングや爪とぎなどの問題行動の治療方法として、フェロモン剤ができました。スプレー式のものを、マーキングする場所に吹きかけておくというものですが、試された方に効果のほどをお聞きすると、吹きかけたちころにはしなくなるので、効果はあるようだが、他のところにするんです…。というお話が多かったように思います。

おそらく、そんなケースが多かったのか、あたらしくできたものは、コンセントに差し込んで、室内全体に飛散させるタイプのものです。なかなか、理にかなってると思います。お香をたいてリラクゼーションする感じなんでしょうか。

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2008年5月26日 (月)

セカンド・オピニオン

ヒトでは、セカンド・オピニオンも当たり前のこととなり、それに伴い、動物病院でもそういった相談を受ける機会が増えました。

どの先生方も、懸命に診察し、しかるべきとお考えの検査をされ、治療にのぞまれていることと思います。ですが、複雑な、動物の体のことです。しかも、自己申告がない動物のことですから、一筋縄にはいかないことだって多々あります。

そこで、別の先生の違った視点で診てみることも、新たな発見につながるきっかけになるかもしれませんし、同じ病気の見立てでも、対策方法を変えたら上手くいくケースもあるかと思います。

御遠慮なさる方もいらっしゃるのかもしれませんが、どんどん「セカンド・オピニオン」を受けられたらいいと思います。それまでの、検査結果や薬などもお持ちいただければ、とても参考になります。

当院でも、セカンド・オピニオン来院される方は多くいらっしゃいますし、電話での相談もよくお受けします。

ただ、当院への相談で、他の病院とちょっと違っているのは、「猫専門だから…」という大きな期待感のようです。それは、とても光栄なことなんですが、猫専門ということで、他にはない特別な薬や治療があるのかという問が多く、お答に悩まされます。「特別なことができるんだったら、連れていくんだけど。」なんて、相談にはもっと悩まされます。

もちろん、魔法の猫薬や猫魔術が使えるわけもなく、決して「特別」とまでは申し上げづらいものがあります。かといって、何かしらお力になれることはあるかもしれないという思いで、根掘り葉掘りと症状や経過をお聞きするのですが、お話だけでは察しのつかないこともありますので、想像をめぐらしめぐらし悩んでしまうわけです。そんなこんなで、ご相談しながら、結局、お連れいただいたら、想像とはまるで違ったなんてこともよくあることです。

「○○病なんですけど、猫専門の病院なら他に特別な治療ができるんですか?」なんて質問もよくお受けします。一般論としては、○○病なら他に特別な治療はなく、猫専門の病院とて同じことなんですが、それだけを伝えてガッカリさせるだけでいいんだろうか、○○病以外にも、何か具合の悪い原因がひそんでたりして、だったら、特別なことはできなくても、別のことができるかも…なんて、想像の世界は広がり悩まされます。

やっぱり、百聞は一見にしかずです。できれば、セカンド・オピニオンはご来院いただけたほうが…。

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2008年5月19日 (月)

腫瘍専門獣医師

ヒトの医療にひき続いて、獣医療も目覚ましく進歩、高度化するにつれ、○○専門医という獣医さんも珍しいことではなくなってきました。

昨日、ある学会で腫瘍治療のお勉強をしてきました。講師の先生は、なんと私の同級生の女性獣医師です。大学卒業後、一般の動物病院で数年臨床経験をつまれた後、大学へ戻って腫瘍学を専門に勉強され、大学の付属動物病院で腫瘍科の診療にたずさわりながら、全国にまたがり何軒かの一般病院へも腫瘍専門医として定期的に診療に行かれているそうです。

はるか昔、大学生活の6年間を同じ教室で過ごしましたが、今や各地で講演をされる大先生になられたというのに、学生時代のように「幸絵ちゃん!久し振り~!」と、変わらず気さくな彼女のお人柄が嬉しくもあり、この歳で「ちゃん」付けも…とこっぱずかしくもあり。

そんなふうなので、こちらも日頃感じていた疑問や質問などなど、この時とばかりにお聞きさせていただき、何とも贅沢なことでした。

ヒトの抗癌治療も、以前は副作用がきつくてつらい治療のイメージでしたが、近年では、「腫瘍をやっつける」ことばかりにとらわれすぎず、身体のダメージは最小限に、かつ腫瘍は進行させず「腫瘍と共存」しながら、快適な余生を過ごすことに目標をおく考え方もありではということも云われてきているそうです。

動物でも同じこと。へろへろになるほど強い抗癌治療をしたからといって、必ずしも結果が良いとは限らず、やっぱり元気でなくっちゃ、癌とは戦えないというお話でした。

抗腫瘍効果があるとか、免疫力増強だとか抗酸化作用だとか、身体をサポートするサプリメント的なものはいろいろありますが、抗癌剤ほど目に見えて腫瘍が小さくなったりはしないだけに、「癌に効くから!」と強く説得するには気がひけ、費用も高めのものが多のでついつい消極的になってしまいがちですが、やっぱりそれぞれに根拠があるだけあって、頼もしい「支え」になってくれるようです。

魚に多く含まれる必須脂肪酸に抗腫瘍効果があるので、魚を多く食する日本人は欧米人に比べ癌が少ないそうです。それにならってか、ある時、抗癌治療しているワンちゃんで、治療効果も体調も悪いのに困りはて、腫瘍科の名医ともあろう先生なのに「ウナギでも食べさせて!」と言ってみたら、本当にウナギをたらふく食べたそのワンちゃん。元気モリモリ、腫瘍は小さくなるし、なんて面白話もありました。

そこで、「ウナギは白焼きですか?かば焼きですか?」なんてバカなようで、結構真剣な質問。「塩分等考えたら、もちろん白焼きがのぞましいでしょうが、いよいよ食欲が無いなら、そんなことも言ってる場合じゃないんだから、かば焼きだっていいですよ!」「あぶらののったトロなんかもいいでしょうねェ。」

ウナギの白焼きやマグロのトロよりは、サプリメントのほうがずっと安いし、効率良く有効成分の補給ができそうですが…。

それでも、癌と戦ってる最愛の家族が喜んで食べてくれるのは、何より嬉しいこと。抗癌効果があるなら、なお喜ばしいこと。自分たちのおかずランクを下げて、トロを御馳走してあげましょう…。fish

難しい抗癌剤や抗癌治療のお話は、実にためになるものでしたが、それに勝って、抗癌治療の実例のお話から伝わってくる「ご家族と共に、ワンちゃんや猫ちゃんの癌と戦っている」感になかなか心打たれるものがありました。

そんな素敵な仕事をされている同級生に習って私も頑張らねば…と、良い刺激までいただけた学会でした。

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2008年5月12日 (月)

「普通の猫でも診てもらえますか?」

「普通の猫でも、診てもらえますか?」「…?」

内心「普通の猫って何?普通じゃない猫(=トラとかヒョウとか?)は診れないけど~。」と考えてしまうほど、初めは「普通の猫」といわれても、ピンとこなかったのですが、どうやら雑種猫さんのことをケンソン(?)されておっしゃっているようです。

開院してから何度かこんな質問をお受けしましたが、普通の動物病院では、あまりなかったことですので、そんなに敷居を高く感じられてしまうとは、心外でしたし、寂しいことで。当院も、「猫ちゃんだけ」ということを除けば、普通の動物病院ですので、もちろん普通の猫ちゃんを普通にお連れいただければ大丈夫です。

むしろ、その「普通の猫」さんのほうが、圧倒的に多いのが現状です。ちなみに、当院の「普通の猫」比率を出してみると、全体の約70%という結果でした。あまり、考えたこともありませんでしたが、そういえば、ワンちゃんに比べると純血種はかなり少ないです。

ワンちゃんに関しては、近年、野犬がいなくなり、仔犬を拾って飼い始めるという話はめったに聞かれなくなりました。新しくワンちゃんを飼うとなると、ペットショップやブリーダーさんからの購入になるので、おのずと純血種が増えたんだと思われます。

そして、TVなどのメディアの影響はすごいと思います。某金融会社のチワワさんCMを始めて見た瞬間、「次はチワワだ…。」と私は確信しましたが、まさしく大当たりでしたし、少し前になりますが、サッカーの中田元選手と共演していたジャックラッセル・テリアや紅茶のCMで小泉今日子さんと共演していたウェルシュ・コーギーもそれなりの流行りでした。

その点、猫ちゃんもCMには登場しているはずなのに、ワンちゃんほどには、それを追って流行るという印象はあまり受けないかもしれません。それでも、それなりに流行りはあって、近年増えたのは、スコティッシュ・フォールド、メイクーン、ノルウェイジャン・フォレストキャット、イングリッシュ・ショートヘアー、ロシアンブルー、アビシニアンなどでしょうか…。10年位前に多かったアメリカン・ショートヘアーはお年寄りが増えて、仔猫さんはあまり見かけませんし、20年位前に多かったシャムはお年寄りも見かけなくなりました。

ちなみに、今、私の中で一番人気なのは、少し前に某電機メーカーのCMに出ていた、「猫です…。」で始まる、体重計にデンと乗っかってる、でっぷりとしたブラウンのアメリカン・ショートヘアーです。ご存じでしょうか?

でも、一番ほしい猫ちゃんは、以前うちにいたこと同じ柄の猫ちゃんです。別にそれこそ「普通の」サバトラ猫ですが、左の鼻の穴の下に鼻水を垂らしてるかのような模様があって、それがないとダメなんです。…それが、なかなかいない…。きっと、純血種の猫ちゃんで似てるこを探すより、難しいですよね~。think

そして、「普通の猫でも診てもらえますか?」とおっしゃられた方が、今日、猫ちゃん同伴で来院されました。ホルスタインのようなステキな黒白模様のかわいい猫ちゃんでしたが、体重8kgもある、ちょっと…「普通じゃない」猫ちゃん。「あら、8kgしかないの?」「…しか、じゃなくて、2頭分ですから…。」診察の始まりは、そんな普通でない会話でした。coldsweats01

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2008年5月 7日 (水)

フィラリア予防

今年は静かに「フィラリアの時期」がやってきました。

「フィラリアの時期」とは、獣医さん業界でいうフィラリア予防を始める今頃の多忙期のことです。ワンちゃんは、予防開始前に採血をして、フィラリア症に感染していないか、確認の検査をしなくてはなりませんので、この時期の動物病院はワンちゃんでいっぱいになり、診察→採血→検査→説明のてんてこまいになります。毎年、この時期はヘロヘロになっていたものです。

今年は、スタッフ宅と実家のワンちゃんだけの、ささやかな「フィラリアの時期」でした。

犬以外の動物もフィラリア症に感染します。犬に近い動物ほど、感染率は高いようですが、ある報告によると、猫は犬の感染率の12%もあるようです。ワンちゃんですと、ご近所の○○ちゃんがフィラリア症にかかったらしいとか、昔飼っていたワンちゃんがフィラリア症にかかったていたとか…耳にする機会がおありかと思いますが、猫ちゃんのフィラリア症は、獣医さんでも実際に診察する機会はマレなことですので、ご近所の噂話では、まず耳にしないことと思います。

フィラリア症は素麺のような20~30cmの糸状の寄生虫が心臓に住みつく感染症ですが、猫に感染するのも犬のと同じフィラリアですから、犬の心臓なら数匹住みついていても、頑張って動けるところが、猫の心臓は小さいので、1匹でも入ってしまうと、大きく体調を崩す間もなく突然死してしまうことが多いとされています。なので、診察する機会もマレなのです。

生前に症状が出るとすると、「たまに吐く」というのが多いそうですが、猫ちゃんがたまに吐くからといって、いきなりフィラリア症を疑って精密検査をするのも現実的ではありませんので、実際、検査をすすめるケースもマレ、診断に至るケースもマレということになってしまします。

ただ、もし、診断されたとしても、ワンちゃんでも危険性の高い駆虫治療は難しいですし、ワンちゃんなら寄生数が少なければ、永く心臓障害をコントロールしながら共存することもできますが、猫ちゃんではそれも難しいですから、結局、感染してしまったら助からないという怖いお話になります。

以前から、猫にフィラリア症感染がおこることは解っていましたが、やはり、近年、より、多くのデーターがでてくるにつれ、意外と潜在しているという見解に至り、猫のフィラリア予防が啓蒙されるようになってきました。確かに、猫ちゃんのフィラリア予防について、質問を受ける機会は随分と増えましたし、予防率も増えてきたと思います。

それでも、まだまだ、予防率が低いのは、私たち獣医さん側の責任も大いにあるんだろうと思います。ワンちゃんでは、フィラリア症にかかって永くわずらい、最期は悲惨な状態になってしまうのを診ることが多くあるものですから、「予防できる病気なのに…。」という日頃の悔しい思いもあって、「絶対、予防しなきゃダメ!!」くらいの説得で、予防を啓蒙するのですが、猫ちゃんの場合は、診る機会がそうそうないばかりに、そこまでの勢いで啓蒙していないのも事実。反省です。

このあたりの地域は、まだまだフィラリア症が多いので、ほとんどの蚊はフィラリアの子虫を運んでるハズ。なので、猫のフィラリア感染危険率は、「蚊に刺される危険率×12%」。ちょっと、考えさせられる率です。

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2008年4月30日 (水)

猫の乳腺腫瘍

「猫にも乳癌があるの?」「猫にも、おっぱいがあるので、乳癌もあります。」「猫っておっぱいあるの?」「子猫はおっぱいで育つでしょ。」「アー確かに…。」以前は、こんな会話をよくしたように思います。

近頃、インターネットなどで調べて勉強されていらっしゃるので、乳腺にしこりができたと来院された際には、猫におっぱいがあることはもちろん、猫の乳腺にできる腫瘍は80%が悪性、つまり乳癌であることも既にご存じなことに感心させられることもしばしばです。

事実、悪性のものが多いですし、手術をしてもすぐに再発したり、手術前のレントゲン検査では肺転移もみられなかったのに、手術後あっという間に肺転移をおこしてしまうケースもあります。そんな、やりきれないケースもあるだけに、お気持ちを察するとこちらもつらいのですが、最悪の場合もお話はしなくてはなりません。

統計的には、2cm以下のしこりなら、余命は平均3年以上、2~3cmなら約2年、3cm以上なら4~6ヶ月間。ただし、リンパ節に転移があると、余命はぐっと短くなってしまいます。

考えるだけで悲しくなってしまいますが、でも逆に考えると、出来るだけ小さくてリンパ節転移のないうちに摘出すれば、余命は平均3年以上。3年とはあまりにも短いと感じられるとは思いますが、単純にヒトの年齢に換算すると、60歳のヒトが72歳まで生活できる年月です。猫ちゃんにとっては、十分価値ある年月です。

80%は悪性とされていますが、なら残りの20%は良性なんです。摘出すれば治るんです。悪性のものでも、かなり悪性のものから少し悪性のものまでありますから、手術後に抗癌剤で治療すると、かなり抑えれるケースもあります。

腫瘍となると、どうしても「もう治らない」と落胆してしまいがちですが、うまくコントロールされれば意外と長く共存できるケースもありますから、本当の余命なんてわからないものだとつくづく感じます。

あまり、プラスに考えすぎても、経過が悪かった時に、倍のショックになってしまうかもしれませんが、実は、今日、乳腺腫瘍の摘出手術を終えて退院されたねこちゃん(という名前の猫ちゃん)に「ガンバレ~!」のエールを送りたくて、プラス思考になってみました。

今年17歳になるねこちゃん。しこりの大きさはほんの7mm程度。肺転移もリンパ節転移も肉眼上はなく、血液検査でもよほどの異常もないたくましさに加え、めちゃくちゃパワフル!すでに平均寿命は過ぎていますが、このパワフルさなら…まだまだ頑張れるに違いない!と期待しての手術決行です。

ひっかく、咬む、蹴るの総攻撃をかわしたり、かわしきれなかったりと格闘しながらの治療。高齢なだけに心配しましたが、昨日やっと、口元まで近づけてあげた器から、怒らずに食べたり飲んだりしてくれるようになり、ひと安心プラス馴れてきてくれたと喜happy01。そんなもんで、今日、食べこぼしを拭いてあげようと、友達気分で手をいれたら、「ガリッ!」と最後にひっかきの一撃をいただいてしまいました。友達にはしてもらえないらしい…weep

今後の治療は、悪性なのか良性なのか病理検査を待ってになりますが、「どうぞ良性であってほしい。」がもちろん一番。「良性でなくても、少しだけ悪性のもので、抗癌剤治療もうまくいくようであってほしい。」

期待はつきませんが、すこしでも永くパワフルねこちゃんでいてほしいですね。元気な証拠ですから。スタッフの傷は増えますが…良しとします。

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2008年4月23日 (水)

CAT HOTEL

GWが近づいてまいりました。

近年、休暇も分散化してきたとはいえ、やはり、GW、お盆、お正月に長期休暇をとられる方が圧倒的に多いので、この時期は動物病院でもホテルが集中してにぎやかになります。

初めはちょっぴり緊張してるコ達が、だんだん慣れてきて、スリスリ~っと甘えてくれるようになると嬉しいものですが、お迎えにみえたオーナーさんに会うなり、「どこに行ってたのよー!!」とばかりに「ンニャーー!!ンニャー!!」と文句を言いながらスリスリしまくって甘えるのをみると、元気でお家に帰れて良かったという安心感と、「やっぱりオーナーさんにはかなわないか…」と、ちょっぴり寂しい感を感じてしまいます。

以前、うちのにゃん達を勤務先の動物病院で預かってもらった時も、警戒心の強いゆきおくんは、初め、看護婦さん達を不信感いっぱいで横見していたので、「手こずらせたら申し訳ないな~。」と心配しながらお願いしたのですが、久々に対面したゆきおくんは、看護婦さんに抱かれて、ゴロゴロ、スリスリしていたのでひと安心。

私の顔をみたらさぞかし喜ぶだろうと期待して、「ゆきお~」と声をかけたら、なんと、鼻息あらくキバをむいて「シャー!!」…?…違う…期待していたリアクションと…。忘れちゃったの?weep

猫は3日で飼い主を忘れるなんて言いますし、本気で忘れてないかと心配されるオーナーさんや、忘れてないんだ~と妙に感心されるオーナーさんもいらっしゃいますが、普通は、決して忘れたりしないんですが。

私を威嚇しまくったゆきおくん。数分後にハッと思いだしたかのように、「ンニャ~ン❤」。それからも、何回か預かってもらいましたが、いつも忘れられてしまいます。ちょっとおバカなのかもしれません。gawk

当院でも、ここのところホテルの問い合わせが増えております。

何回もお預かりしていると、「ちょっと別宅でお泊り~」くらいリラックスして過ごしてくれますが、初めてお預かりするときは、たいていの猫ちゃんは緊張してしまいます。体調を崩すこともありえますので、猫ちゃん同士でうつる感染症やノミの心配がないように、あらかじめワクチン接種とノミ予防を済ませていただいております。ワクチンは、接種してから1週間位しないと免疫が十分にあがりませんので、ホテルのご予定がある場合は、早めに接種しておいてください。

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2008年4月21日 (月)

地番変更のお知らせ

堺市の土地区画整理事業に伴い、4月19日より、病院住所の地番が変更になりました。

旧住所  堺市北区長曽根町345-1 メゾンエクリュ1F        新住所  堺市北区長曽根町3075-1 メゾンエクリュ1F                                                     

場所は変わっておりませんが、カーナビに住所入力すると正しく案内されないことがあるようですので、ご来院の際にはご注意ください。

また、一部、インターネット掲載の地図に、誤った場所で案内されているものがあったようです。ご迷惑をおかけいたしました。think

正しい場所はこちらになります。rvcar

駐車場は病院裏にありますので、当院とJ:COMの間から裏手におまわり下さい。

Photo

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2008年4月14日 (月)

トリミング

4月も後半になると、ぐっと暖かくなってきて、街でも半袖が目立つようになってきましたネ。この頃になると、トリミングご希望の方が増えてまいります。

コーミングを嫌がってお手入れができない長毛にゃんは、すぐに毛がからんで毛玉になり、それを通りすぎると毛布をまとったようになってしまいます。

そこまでになってしまうと、一度ツルツルに刈ってしまうより他ないのですが、冬の間は寒かろうと、暖かくなるのを待って、トリミングに来られる方が多いからです。

丸刈りトリミングが始まると、cherryblossom春だな~って感じる季節感は、ちょっと職業病かもしれません。

丸刈りをしなくてはならなくなる程、お家でも触られるのが大嫌いなにゃん達ですから、それなりに気位のお高い(?)ことで、バリカン、シャワー、ドライヤーに耐えられることはマレ。大パニックになると、暴れて怪我をしてしまったり、興奮しすぎで心臓や呼吸のトラブルを引き起こすこともありますので、鎮静剤や短時間の麻酔をおこなってトリミングをするようにします。

ただ、「借りてきた猫」とはよく言ったもので、お家では触らせないにゃんでも、病院では、ウソみたいに大人しいこもいますので、トリミングの経験がないこの場合は、「様子をみながらやってみて、パニックを起こしそうだったら、麻酔をする。」という前提で、お受けすることになります。

今日、シャンプーに来られたココくんも、お家でチャレンジしたけど無理だったとのことでしたが、病院では、診察中から、ず~っとゴロゴロ。シャワーも平気。ドライヤーも平気。トリマーさんの膝の上で仰向けになって、お腹を乾かしてもらってました。ここまで平気なこもちょっと変なんですけど。

仰向けになってるココくんを記念撮影しておけばよかったと、後悔中です。coldsweats02

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2008年4月10日 (木)

猫つみき

P4070140_3 いただいた「猫つみき」

こちらがスタンダードの積まれ方です。

P4080148 P4100149 P4100152

いろいろなフォーメーシP4080142ョンにチャレンジしてみました。happy01P4100153

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2008年4月 7日 (月)

普通のヒトに戻って

地方で暮らしている高校時代の同級生が帰省してきたというので、久しぶりに懐かしい面々と集まり、よもやま話に花を咲かせてまいりました。学生時代から、自他共に認めあう個性的な面々の集まりではありましたが、社会人になってからも、それぞれの仕事も暮らしも様々で、知らない分野の貴重な情報源だったりします。そして、率直すぎるほど、率直な意見、質問は、新鮮でもあり、驚きでもあり、これがまた貴重な情報源でもあります。

たとえば、昨日の友人談。お母様がかわいがっている猫ちゃんが、外へ出てしまって、足に咬み傷を負って帰宅。近くのA病院で診てもらい化膿止めをもらってきたけど、激しくなめたせいか化膿がひどくなりB病院へ。「なめないようにとエリザベスカラーを付けてもらって、今こんなんになってる~。」と、エリザベスカラーを付けられた、不機嫌顔の猫ちゃんの写真をみせてくれながら、「A病院はヤブ医者だ!」と手厳しい評価。P4070137

きっと、エリザベスカラーを付けなかったA病院では、「エリザベスカラーを付けたまま、また外へ出てしまったら危ないかも。」とか、「わずらわしくて嫌がるだろうし、小さな傷だから大丈夫かな~。」とか、お気づかいあってのことなんじゃないかと、「ヤブ医者」という評価には、ちょっと、同情してしまうところもありですが。

しかし、しかし。なるほどです。「ひどくなめるようならエリザベスカラーを付けた方がいいですよ。」という説明が不足だったことは事実。それで「ヤブ医者」は、辛いところがありますが、率直なご意見ですから、こころして受け止めなければと、勉強させていただきました。

知ってるとは思うけど…念のため…「エイズにかかるといけないから外へ出ないように気をつけてネ。」と忠告したら、一同「???エイズ???」病院に来られる患者さんでは、猫ちゃんにエイズがあることも、咬み傷から感染することも、ご存じの方が多くなりましたが、世間一般では、そんなにも知られていないことだったんだー!と、これまた、センセーショナルなことでした。

診療では、わかりやすく、よりご理解いただけるようにと心がけてご説明しているつもりですが、「つもり」はあくまでも私が「つもり」なだけで、本当に伝わっているかは難しいことなんだな~と、痛感させられることでした。

ときに、こうやって、普通のヒトに戻ってみることって、結構大切なんですよね。

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2008年4月 5日 (土)

タンスの中のチロちゃん

随分前に出会ったワンちゃんですが、「近づくと怖がる?痛がる?食べるのが痛い?」数か月間、原因がわからずに困ってらっしゃった、中型犬のチロちゃん。もともと怖がりやなのと、痛いので触られたくないのとで、なかなか真相究明にはてこずりましたが、鼻の奥から眼の奥、下顎にかけて腫瘍ができていて、痛がっていたことが判明。手術できる場所ではないし、完治は望めないのですが、痛みを少しでも和らげてあげたい。ご家族と相談を重ね、放射線療法にもチャレンジしましたが、期待するようにはいかず、あまりお役にも立てませんでした。

P4050161_2  それでも、チロちゃん他界後、お礼にみえてくださり、いただいたのが、10cmくらいのワンちゃんが犬小屋に入ってるぬいぐるみ。かばんや携帯電話につけるには大きいし、飾っておくにも、我が家にはいたずらにゃんがいっぱいなんで…、ということで、タンスの中の棚から私を朝夕眺めてらっしゃいますが、あわただしくタンスを開け閉めすると、P4050169「忘れないでね」とばかりにコロンと私の上に落ちてきてアピールしてます。

先日、わがスタッフ宅のワンちゃんが口を開けるのを痛がるというので、「もしや!」とチロちゃんのケースを思い出さずにはいられませんでしたが、CT、MRI検査の結果、腫瘍ではなく筋肉の炎症という結果で、ちょっと安心(?)。痛みの治まりが悪く、苦戦してますが、詳しい検査のうえなので、今しばらく治療経過を観察です。ここ数年で、獣医療でもCT、MRIがグンと身近な検査になり、こんなケースでは本当にありがたいですネ。

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2008年3月31日 (月)

獣医さんの卵

先日、獣医大学の学生さんが見学にみえました。猫専門ということで、興味をお持ちいただいたようですが、どんな印象だったんでしょう…。これから、いろんな事を経験されていかれる中で、当院の印象が何かのお役に立てれば良いのですが。これから、いろんな病院を見学しながら、就職先を考えていかれるようです。そんなお話をしていると、学生時代が思い出されます。

「動物のお医者さん」という漫画が流行ったのをご存じでしょうか?ちょうど、私が学生の頃がブレイク絶頂期だったんですが、それで「獣医さん」人気があがり、女子学生が急増したというほど、この業界に影響した漫画です。大学の購買部でも、専門書が並ぶ書籍コーナーのど真ん中を占領して、「動物のお医者さん」は販売されていましたし、おそらく学生全員の愛読書だったはずです。かくいう私も、全巻揃えて持っております!

漫画に出てくる実習や試験の話は、まさにそのものだったり、本物を知ってるからこそ、より笑えるところもいっぱいで、なかなか、よく、取材されて書かれてるな~と感心するものです。「漫画に登場する○○教授は、うちの大学の○○教授がモデルらしい…アーそういえば髭の感じが…確かに、確かに~。」なんて裏話もあったり。今思えば、世間一般の大学生とはかなりかけ離れたオモシロイ経験がいっぱいでした。

それでも、実験や試験、レポートに追われて、かな~りキツイこともありましたし、なんといっても、最終の国家試験は緊張!!!でした。もう、随分前のことなのに、「国家試験を受けてる悪夢を見た。」なんて笑い話は、私に限らないことらしく、獣医さん仲間の間で、時に耳にすることです。

私も卵だった頃、少しでも早く、少しでも高度な技術や知識を身につけたいと、たくさんの動物病院を見学させていただいたり、先輩獣医さんに相談したりしたものでした。そんな、進むべき道を模索していた若かりし頃を思い出して、「今の自分は、あの頃目指していた獣医さんになれているだろうか?」なんて、自問してしまいました。think

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2008年3月24日 (月)

CAT SHOW

Bako去る3月23日(日)、CAT SHOWに行ってきました。 わがスタッフ宅のでっかいメイクーンのバコちゃんが、出場するというので、皆で見物です。

なんと偶然、当院に来られたスコティッシュ・フォールドのこまめちゃんも出場されてて、仔猫さん部門で優秀な成績だったようです。6か月齢にしては、落ち着き払った風格はタダものじゃない感じでした。これから、ますます楽しみてすね~。

さすがに、ゴージャスで手入れの行き届いた毛並みの長毛にゃん達、スタイルの素晴らしいシャム系のにゃん達。初めて目にする品種や、珍しい毛色のにゃんも拝見できました。にゃんこもこんな風に極めると「芸術」ですねェ。

ウワー…きれい。ウワー…デカイ。ウワー…かわいい。と、動物園の客のように、失礼ながら、人様のにゃん達をのぞきこんで楽しませていただきました。

HOUSE HOLD部門では、フツーのトラ猫さんが、ジャッジされながらも困った顔してたりして、「猫さん的には、楽しくないんでは・・・。」と心配になったりもしましたが、会場の皆さんは、本当に和やかに楽しんでいらっしゃって、素敵なCAT SHOWでした。

うちのにゃんもフレンドリーでかつ度胸のあるこなら、HOUSE HOLD部門にチャレンジしてみたいところですが。アメリカンショートヘアーの虫太郎?見た目はまあまあイケてるとして、触られるのがイヤなんで無理。ぶちゃにゃんは超びびり屋さんなんで、どこかへ逃走して捕まらなくなるかもしれません。長老ゆきおは、ちょっとおじいさん過ぎて問題外。残念ながら無理そうです。

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2008年3月19日 (水)

「猫ちゃん2匹以上をキープ」の法則

P3190130 我が家のアイドルにゃん。ぶちゃにゃんheart04です。(仔猫の頃少々ぶさいくだったんで…命名)

現在、我が家には3匹のにゃんが暮らしており、17歳、8歳、2歳の3段階編成となっております。

先だって、ご紹介させていただいたリンパ腫になったウンチくんが他界した時、同居していたのは、現在17歳長老のゆきお君だけだったんですが、2匹は特別仲が良かった訳でもなく、いえ、むしろ、お互いをそばに寄せ付けず、気にいらないと威嚇しあうこともある程、「仲良くない」と、ヒト側では認識していたんで、ウンチくの他界も、ゆきお君には別に関係ないことなのかと思っていたのですが。日中ひとりぼっちで留守番をする事になったゆきお君は、私が帰宅すると、走り寄ってきて、さらに駆け上ってくる勢いで飛びついてきて、それはもうどうしたのかと思うほど大きな声で鳴き叫び、私がゆきお君につまづいて転びそうなほど、行くところ、行くところへと、付きまとっては、鳴き叫び。ごはんをあげても、目もくれずに鳴き叫ぶゆきお君。あまりのゆきお君の寂しがりように、こちらはペットロス気分に浸る気もしなくなり、「このお叫びをどうにかせねば…。」ということに。

しばらくすると、ゆきお君も落ち着き、ウンチくんがいた頃は遠慮がちだったくせに、我がもの顔でヒトの膝の上を占領するようになり、すっかりひとりっこ生活を満喫しているようにもみえましたが、それでも、寂しかろうと思って、新入りにゃんを探していたところ、縁あって登場したのが、アメリカンショートヘアーの虫太郎です。しかし、ゆきお君は、新たに現れた相棒を歓迎するようではなく、走り回るちっちゃいヤツを横目で迷惑そうに見ているだけ。「でも、きっと、ひとりぼっちじゃなくなって喜んでるはず。」これも、ヒト側の勝手な認識。迷